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60%

  • 著者名:柴田祐紀
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 光文社(2023/02発売)
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  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334915117

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内容説明

選考委員満場一致! 第26回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝く、圧倒的ノワール――容姿端麗、頭脳明晰のカリスマ極道・柴崎純也は、マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社「60%」を立ち上げる。従来の反社会組織とは違う不思議なコミュニティを形成し強い絆で勢力を拡大していく中、「60%」の存在意義に変化が訪れる……やがて来る絶体絶命の破滅。信ずるべきは誰なのか。ハミダシ者たちの苦悩の選択が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

181
第26回日本ミステリー大賞新人賞受賞作ということで読みました。「60%」とは何を意味するのかと思いながら、快調に飛ばしました。次回作以降も期待します。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001501.000021468.html2023/04/06

とん大西

113
あぁ、この悪のカリスマに耽溺してしまう読み心地。『ワイルド・ソウル』や『テスカトリポカ』を彷彿させる疾走のノワール。確かに若干の粗さは感じたが、いやぁ、読み手のツボをとらえた筆致はなんとも老獪。仙台に根を張始めた田臥組のフロント企業〈60%〉。牛耳るのは優雅にして秀麗な若頭の芝崎。敵対する中国マフィアの勢いもなんのその。対峙し、籠絡し、殲滅する。全ては60%の為に、全ては仲間の為に。映像的でエンタメ感あふれる作品でした。2023/08/14

ma-bo

85
マネーロンダリング専用の投資コンサルティング会社の名前が題名となったこの小説、日本ミステリー文学大賞新人賞の受賞作。地下社会に生きるアウトローたちの苦悩、生き様、暴力や悪徳刑事、中国マフィアを描いたノワール小説。ラストはスッキリしない部分はあったかなあ。 2023/04/21

ナミのママ

70
暴対法以降の極道をとりあげたなかなかのノワール作品。主人公・柴崎の容姿端麗、頭脳明晰のカリスマ極道という設定は平凡だが、設立したマネロン専用投資コンサル会社「60%」が謎。関わる人を取り込む柴崎とは何者?「60%」の本当の目的は?ミステリーといえばミステリーかな。凄まじい暴力シーンと騙し合いが進む。んー、で結局はどういうこと?前半でいい味を出していた刑事が霞んで最後はこの人、えっ?完結していないような、なんかスッキリしない終わり方がちょっと残念。【第26回日本ミステリー大賞新人賞】受賞2023/03/06

GAKU

53
第26回日本ミステリー大賞新人賞受賞作。冒頭から中盤くらいまでは良かった。でも結末は、う〜ん??といった感じ。でも結構好みの作風だったので、次作が出たらまた読んでみたい。2023/04/02

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