ドーキンスが語る飛翔全史

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ドーキンスが語る飛翔全史

  • ISBN:9784152102034

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内容説明

生物が何億年にもわたって、また人類が何世紀にもわたって、どのように重力に逆らい、空へ飛び立ってきたのか。史上最大の飛ぶ鳥や極小のフェアリーフライ、モモンガやトビウオ、神話のイカロスから航空機まで、飛翔の進化と科学を空想の翼に乗せて紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

9
☆☆☆★★ GWのお休みにのんびり読むのにとてもよい本でした。ちょっと気になったのはちらほら記述が変なところ。太陽光発電の飛行機が高度4000キロに到達はないよな。2023/05/04

金監禾重

7
内容のおもしろさに、訳もいいのだろう。テンポよく読める。浮遊/飛翔する微小生物、虫、魚、翼竜、恐竜、鳥、哺乳類の進化と人の発明を自在に比較する中で、「飛翔」するためのさまざまな制約を生物進化も人による発明も、驚くほど多くの類似点があることを教えられる。進化論や物理法則も易しく解説されている。原題の「FLIGHTS of FANCY」から、飛翔を夢の実現のように描くのかと思ったが、(必要ないので)飛翔を捨てた生物たちについてもしっかり説明している。2023/12/26

tenorsox

5
「飛翔」の目的や仕組にはその主体によって其々ユニークな物語があり、それらをよく練られた章立てと素敵なイラストで解説してくれる。対象は鳥や虫にとどまらず滑空動物、トビウオ、有袋動物、花粉、パラシュート、気球、グライダーにまで及び、その内容も目的(基本的には追うか追われるかだが其々に色々)、仕組(重さと表面積の関係、羽の大きさと必要なエネルギー、尾の役割等)、人工物と自然物の比較(気球と同じ原理で飛翔する生物がいない理由等)といった話を進化論にも絡めて楽し過ぎ。中には「それってただの落下ですよね」的なものも。2023/04/29

uskmal

4
図書館の新着コーナーでたまたま見つけた。とても素晴らしい本。昔、「利己的な遺伝子」を苦労しながら読んだのだが、そのベースがあったからか、または自分の仕事が「飛行」に少し関わるからか、この本は飛ぶように読めた。「飛翔全史」という日本語タイトルはうまい気もするが本質はやはり進化の話なので、終わることのない将来も含めた「全史」なんだろう。英語タイトルの「fancy」の意味するところはピンと来ていない。2023/09/10

こうすけ2

4
イラストが多くて紙の本をとても楽しめた 人類を含む動物、鳥、昆虫、植物など全ての飛ぶ物の話 人類は宇宙にまで行くのは本能なんだろうな好奇心かな? いろいろ想像するのが楽しい 淘汰の話は残酷だが人も動物だから無視出来ない 国家を作って自分みたいな弱い人間も助ける素晴らしさはあるがそれなりに弱い人間は淘汰されてしまうのは悲しいがどうしようもない ベストを尽くして楽しく生きよう 図書館にて2023/04/17

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