内容説明
生物が何億年にもわたって、また人類が何世紀にもわたって、どのように重力に逆らい、空へ飛び立ってきたのか。史上最大の飛ぶ鳥や極小のフェアリーフライ、モモンガやトビウオ、神話のイカロスから航空機まで、飛翔の進化と科学を空想の翼に乗せて紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
風に吹かれて
24
原題“FLIGHTS of FANCY –DEFYING GRAVITY BY DESIGN & EVOLUTION”。 調べてみると“FANCY”には「空想、創造的空想力、思いつき、気まぐれな思い、好み、嗜好、愛好」といった意味があるようだ。邦題に囚われないで読むと面白い。様々な生き物たちの「飛翔」や「滑空」のことが書かれている。 昆虫などが飛ぶ方向に進化したこと、いや植物たちが自分たちの受粉のために生き物たちを飛べるように進化させたと考えたいような自然の成り立ちなど、楽しい話題が詰まっている。 →2024/06/03
スプリント
16
飛翔するというテーマにおいて様々な切り口で掘り下げて解説した本。 挿絵もきれいだし手元に置いておきたくなる一冊。2025/02/24
金監禾重
12
内容のおもしろさに、訳もいいのだろう。テンポよく読める。浮遊/飛翔する微小生物、虫、魚、翼竜、恐竜、鳥、哺乳類の進化と人の発明を自在に比較する中で、「飛翔」するためのさまざまな制約を生物進化も人による発明も、驚くほど多くの類似点があることを教えられる。進化論や物理法則も易しく解説されている。原題の「FLIGHTS of FANCY」から、飛翔を夢の実現のように描くのかと思ったが、(必要ないので)飛翔を捨てた生物たちについてもしっかり説明している。2023/12/26
yooou
12
☆☆☆★★ GWのお休みにのんびり読むのにとてもよい本でした。ちょっと気になったのはちらほら記述が変なところ。太陽光発電の飛行機が高度4000キロに到達はないよな。2023/05/04
Jampoo
11
飛翔とは何か、なぜ飛ぶのか、どう飛ぶのか、航空力学や進化生物学など様々な角度からこの地球にある「飛翔」についてドーキンス博士が教えてくれる。 内容自体は結構本格的だが、イラストも豊富で読みやすく、飛翔の原理についても数式ではなく理屈でわかりやすく書いてある。 個人的にベルヌーイの定理での揚力発生について理解できてない所があったが、この本の説明で理解できた。2025/05/07
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