内容説明
AIは経済を成長させ、労働から人間を解放し、人間の「バイアス」を取り除く「超人的な」機械だと主張されてきた。しかし、その開発の背後には、白人による帝国主義的・資本主義的プロジェクトが隠されていた。
軍事的なプロジェクトとの連携
監視社会と黒人の収監
開発資金を援助する企業が先住民の土地を奪う
白人男性を中心に進められてきた開発――
これまでも人種・ジェンダー・階級に関する差別が起こらないよう「よりよいAIの利用」の必要性が議論されてきたが、それは結果的にAIのイデオロギーを強化していくと著者は指摘する。
AIをめぐる帝国主義的・資本主義的プロジェクトから逃れる道はあるのか。AIの倫理性に鋭く切り込んだ一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺
6
原著は2020年、邦訳は2022年。現代は『ARTIFICIAL WHITENESS Politics and ideology in Artificail Intelligence』。本書は純粋に技術的な内容を取り扱っている訳ではなく、AI史とそれの持つ政治性(人種やジェンダー)を明らかにしているので、それに興味が無い人にはまったく薦めない。というよりも「主流派メディアのニュースに根本的な疑問を持たない人」にはにわかには信じがたい内容ばかりとなっている。→2023/12/07
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