扶桑社BOOKS新書<br> 最期の日本史

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扶桑社BOOKS新書
最期の日本史

  • 著者名:本郷和人
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 扶桑社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594092733

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内容説明

知られざる「死」の歴史を紐解く!
首切り、切腹、怨霊…なぜ日本には独特の「死に方」が生まれたのか?

●憎き敵に、生首を踏ませて辱めた源義家
●処刑された首はどこへ行く?
●刀を呑み込む今井四郎、集団自殺の加茂一族……壮絶な武士の死に方
●なぜ、ペストは日本にやってこなかったのか?
●庶民の遺体があっても、悲しまない? 『明月記』に見る貴族の感覚
●政治闘争に敗れて左遷され、怨霊となった菅原道真
●悲惨な死に方をした天皇たちの名前にまつわる不思議
●日本でも万能薬として売られていたミイラ
●当時と現代における、大きな「死」への価値観の違い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

59
最近有卦に入っている!本郷先生の、ご存知日本史トリビア本。今回の章立てを見ると、首、切腹、病魔、怨霊とただならぬ言葉が並び、葬送、臨終で最後が締められている。その方面の「そうだったのか」という出来事が本郷先生の手で分かり易くまとめられている。さすがに教科書にも登場するほどの有名なネタもあるけれども、常識の上を行く切腹の事例など、初めて知る事柄も少なくなかった。近年の、江戸時代に「鎖国」は無かったという説に対して、感染症のペストの発生が無かったことを元に反論されている先生の説なども載っていて、面白く読む。2023/02/09

みこ

32
日本人の死生観の歴史。頭部を見られることは裸体を見られるより恥ずかしいことだったようだ。武士の死の象徴の切腹は意外と江戸時代まで定番と言うわけではなかった。確かに戦の時代に自害するならもっと確実な方法で死ぬだろうし、それこそ首を晒されない方法を選ぶだろうな。2023/02/12

金吾

25
死にまつわる日本史であり良かったです。切腹がいつから名誉になったかは面白い話でした。また死は不浄というのは自分を振り返ってもその意識はありますのでなるほどと思いますし朝廷内で血を流すのは御法度というのもなる理解しやすい話です。大化の改新は余程のことだなと感じました。2024/02/14

pengin

12
生首の話が面白かった。単に敵の首領の証拠とするだけでなく、相手に辱めを与えるというのがなんともよかった。また崇徳天皇の話。日本三大怨霊の中でも一番つよい意味がよくわかる。2024/01/21

noko

11
死にまつわる歴史の話。切腹(ハラキリ)は同じ日本人としても不思議。武士の名誉な死に方となっているが、いつこの切腹が始まったのかは不明。平安時代に貴族の藤原保輔が強盗に捕まり自殺しようと腹を切ったとあるが、貴族。切腹=武士の花道という完成系は、やはりあの1703年の彼らなのです。主が死んだからお前も後を追えと、仕方がなく切腹するのを詰め腹と言っていた。幕末武士はすぐに他人に切腹させていた。その代表的な被害者は、まんじゅうや長次郎。長次郎の死は、今でいえばイジメみたい。他の話も最後の時や昔の死の概念がわかる。2024/04/16

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