1階革命

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1階革命

  • 著者名:田中元子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2022/12発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794973245

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内容説明

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1階が変われば、まちが変わる、ひとが変わる、世界が変わる!

1階づくりはまちづくり! 大好評だった『マイパブリックとグランドレベル』から5年、グランドレベル(1階)からはじまる、まちづくり革命の物語、完結編。

日本初の私設公民館「喫茶ランドリー」は、いまや地域活性化・再生、コミュニティデザインのアイコンのひとつとなった。その成功の秘密は、ハード/ソフト/コミュニケーションという3要素のデザイン手法にある! カフェや各種公共/商業施設など人が集うパブリックスペースのプロデュース事例、まちのさまざまな場所にベンチを設置するJAPAN/TOKYO BENCH PROJECT、さらには今注目されるウォーカブルシティについてまで、グランドレベル(1階)を活性化するヒントとアイデアが満載。まさに革命的な、まちづくりの新バイブル。装丁アジール、カバービジュアル伊藤桂司。
“私設公民館としてつくった「喫茶ランドリー」に限らず、1階づくりに携わるすべてのプロジェクトにおいて、わたしはあまねくすべての人々にウエルカム!と両手を広げた「公共的な状態」にこだわっています。1階は人々の目にふいに飛び込んでしまう場所であるからこそ、できるだけパブリックな状態をつくる、ということを心がけています。自分には関係のない場所だと感じてしまう風景に囲まれた日常と、関心を傾けたり関わったりできる風景に囲まれた日常とでは、人々の人生の質に違いが出てくると思うからです。(「まえがき」より)”

【目次】
まえがき
第1章 「喫茶ランドリー」ができるまで
第2章 喫茶ランドリーの日常
第3章 喫茶ランドリーのつくり方──グランドレベルの手法として
第4章 グランドレベルのデザイン11の事例
第5章 水と空気とグランドレベル
第6章 ベンチプロジェクトとウォーカブル──やさしくすこやかなまちのために
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

66
東京で私設公民館・「喫茶ランドリー」を経営する田中さんの著書。こういった上からのお仕着せではない自然発生的な「場」は今後どんどん増えていくのだろう。挟まれるエピソードが人間的で、運営するスタッフさんの度量による部分も大きいと思った。2022/12/29

ぶんこ

39
発想も行動力も、それを実行に移し運営していく豊富な知識がすごい。強い信念が感じられて、膨大な量の文章に些か尻込み。気軽に行ける範囲の喫茶ランドリーとハタメキ、東京スクエアガーデンのベンチプロジェクトを中心に読みました。読んでいて、マンションのオープンスペースを使って同じことをしてくれたら楽しそう。と、夢を描きましたが、町に開かれた1階と違うので、防犯面で難しそうですね。赤いベンチというと豊洲にもビルの中庭のような所に同じコンセプトの赤いベンチが置かれているニュースをみました。同じ人?2024/03/11

(*'ω' *)@k_s

32
企業図書~グランドレベル“1階”の活用のために、私設公民館の運営を始めた著者の経験談や、これまでに携わってきたグランドレベルのデザインなど、写真・イラスト付きで紹介されています。斬新で興味深い内容、入りやすい場所、居心地のよい空間の作り方、考え方まで面白いです。“私設“なのに“公民館”、様々な人が訪れ、訪れた人達が、施設を活性化させていく所が凄い✨2023/10/30

yyrn

28
人が集う居心地の良い居場所をつくりたいと私設公民館構想?の下、ビルの1階を借りて「喫茶ランドリー」を開いたところ、予想もしなかった様々な使われ方が始まったというルポとともに作者の強い(くどい?)思いが綴られている。人通りにアピールできる1階はパブリックとプライベートが交差する重要な空間だ、ここを活性化することが大事だ、マンションのこぎれいなエントランスなんか全く意味がないと1階の活用にこだわり、立ち上げた会社の名前も「グランドレベル」。ほかにもベンチの効用・活用など作者の主張に同意する点は多く、⇒2023/01/28

おいしゃん

20
【2024-24】排除アート論で知った著者。以前から気になっていた「喫茶ランドリー」の立ち上げ人でもあったとは!最近は喫茶ランドリーのような、近隣住民集いの場の意味合いが強い店が増えつつあり、嬉しい。2024/02/11

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