ジャーニーシフト デジタル社会を生き抜く前提条件

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ジャーニーシフト デジタル社会を生き抜く前提条件

  • 著者名:藤井保文【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2022/12発売)
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  • ISBN:9784296201266

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内容説明

■書籍紹介 / 著者・藤井保文よりメッセージ
 「ジャーニーシフト」とは、顧客提供価値が時代によって変質したことを示した言葉です。一文で示すと以下のようになります。

顧客提供価値は、「モノや情報の提供」「瞬間的な道具としての価値」から、ありたい成功状態を実現させ、行動を可能にさせる「行動支援」に変わっている。

 これは言い換えると、「ユーザにとって何かしらの行動やアクションを可能にしていなければ、企業として何の価値もない時代」になってきているということでもあります。自分の中でどれだけ受け止め、理解したり解釈したりしても、世の中に対して発信や貢献をし、社会やコミュニティーに干渉しないと、意味がない時代になってきているのです。

 本書は、世界の潮流から新たな変化を読み解く本です。社会のビフォアアフターを書いたこれまでのシリーズに対し、提供価値のビフォアアフターを書いたものがこの『ジャーニーシフト デジタル社会を生き抜く前提条件』です。

 DXやOMOから、SDGsやパーパス、Web3やメタバースなど、次々と現れるバズワードは、1つの大きな潮流【提供価値の行動支援化】を示しており、その中には2つの特性【利便性の進化・意味性の進化】があります。本書を通してこれらを整理し理解することが、変化の速い時代の道しるべになるのではないか、と考えています。読んでくださった方の仕事や生き方において、さまざまなバズワードに埋もれて身動きが取れなくならないよう思考しアクションしていくための、コンパスや道具になることを願っています。

目次

第1章 新興国からデジタルの未来を学ぶ時代
・東南アジア諸国に先行されつつある日本
・日常のすべての距離をゼロにするスーパーアプリ「Gojek」 ほか

第2章 新たな社会リーダーシップとジョイントビジョン
・環境の違いを越えて、インドネシアから何を学ぶか
・「協調領域」とは社会ペインの発掘と解決 ほか

第3章 Web3がもたらす意味性の進化
・「利便性」と「意味性」の違いを見極める
・Web3とアフターデジタル ほか

第4章 行動支援の時代:行動実現してくれないものに、もはや価値はない
・UXがビジネス原理を一新する2つの理由
・「行動の実現」でしか、ユーザーは価値を感じなくなる ほか


第5章 ジャーニーシフトに必要な視点と思考法
・顧客にとって「サービスとつながる理由」とは何か
・視点の幅と深さでペインポイントを発掘する

巻末特別対談 深津貴之氏との対談「画像生成AIから見る、意味生成の在り方、企業の戦い方」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsubun1000mg

12
「アフターデジタル」を読んで非常に参考になったので、最新作だと気がつき選ぶ。 前半のインドネシアの「Gojek」のバイクタクシーを集めて宅配するサービス、パパママ店をアプリで集めて仕入れ先をスマホで選んでもらうなどの実例は興味深かった。 「モノや情報の提供」から有りたい状態を実現させる「行動支援」に移っていくという論説には納得。 終盤のからの「ジャーニーシフト」の解説や日本での導入提案になるとあいまいで抽象的になっているように感じてしまった。 最後の対談は具体的な内容で分かりやすかった。2023/02/08

templecity

9
日本のDXが遅れていると言われる。確かにインフラはしっかりしているが、インドネシアなどではインフラが整備されていないからスマホによる基盤活用が一気に普及した。デリバリーサービスの資金回収や優秀な配達員の確保がスマホが担っている。欠品もスマホを通じた人力のところもあるが、そこは臨機応変。完璧でないと運用を開始しない日本との違い。日本のDXも出遅れていく。 2023/04/22

gokuri

5
「アフターデジタル」で話題になった著者の本。 企業コンサルとしてデジタル社会における今後を語る本だと思うが、初めにインドネシアのデジタル社会の状況を述べて、危機感を訴えているのが前提条件としての既存基盤の状況、国民性の相違などがありすぎるのにどこまで参考になるのか疑問。 意味性と利便性の2項軸で、個人の価値観をとらえていく手法にはうなづけるところもある。社会のペイン、個人のペインのポイントについて漠然と考えつ、理想と現実のはざまを企業はどのように考えていくべきなのか迷走して読了。2023/02/23

メガネねこ

3
★★★★☆アフターデジタルの流れで読んでみた。この人の思考アウトプットは分かりやすいから受けるのだろうな。利便性と意味性、状況ターゲティング、行動支援など、当たり前といえば当たり前の、過去のブランド論からの転用だが、概念をリデザインしてアピールするのが上手い。2023/06/22

3
本作も良かった。2023/03/15

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