小学館文庫<br> 話す写真ーー見えないものに向かってーー

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小学館文庫
話す写真ーー見えないものに向かってーー

  • 著者名:畠山直哉【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 小学館(2022/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094072082

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内容説明

写真家畠山直哉が真摯に語る写真とは何か。

石灰石鉱山の写真集『LIME(ライム) WORKS(ワークス)』で一躍注目を浴び、いまや日本のみならず世界的に活躍する写真家・畠山直哉。石灰工場、石灰石鉱山の発破の瞬間、都市のビル群などのたぐいまれに美しいプリントで多くのファンを獲得している。撮影対象の面白さと写真の美しさで話題になることの多い畠山だが、いっぽうで「ことばを発する写真家」としても知られている。
 本書は、畠山のことばの中から、講演・講義といった、「話された写真」についてのものを集めて、一冊にまとめた著書の待望の文庫化である。畠山の〈見ること、認識すること、考えること〉から紡ぎ出された写真についてのことばの中から、さらに、聞き手に伝え、理解を促すことを念頭に考えられた「話し言葉としての写真論」を並べてみると、思考と認識の手段として写真を選んだ、日本にこれまでにあまりいなかった「考える写真家・畠山直哉」が浮かび上がってくる。「写真とは何か」ということを絶えず問い続ける真摯なひとりの写真家の姿である。スマホの普及も相まって、大きく概念を変えつつある写真について、もういちどきちんと考えるきっかけとなる一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

carrion_crow

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写真家、畠山直哉のトーク集。ドライな感じの作風が割と好きな写真家なのだが、トークは割とアツい感じで意外だった。元々写真をやるつもりではなかったのが、芸大に入ってから写真を始めたとのことで、写真とアートの関係とか写真から入った(?)人ならナイーブな話題としてあんまり真面目に騙らないような話題についても掘り下げていて、なかなか読みごたえがあった。陸前高田のご出身とのことで、震災後の話も気になったが、元の単行本が2010年の刊行という事で、震災後の話は収録されていない。

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