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内容説明
食べてみたい! 育ててみたい!
日本のすごーい品種が勢ぞろい
海外からも注目される日本の品種の魅力を網羅した初めての図鑑
種苗法の改正が大きなニュースになるなど、
日本の農作物の品種改良技術が改めて注目されています。
また見た目も美しく、味も良い日本の果物・野菜は海外でも賞賛され、輸出量も伸びています。
実際スーパーや百貨店に行くと、粒ぞろいで美しい果物が並び、
例えばイチゴでも6種類、ブドウでも8種類など、数多くの品種があることに驚きます。そして新品種もどんどん登場します。
本書では、野菜・果物の新旧スター品種から個性的な新品種まで名鑑でその魅力を解説。さらに知られざるルーツを年表で紹介するとともに、味わい方、選び方、栄養素、育て方まで図解することで、美食派はもちろん、家庭菜園ブームにも応える必携の一冊です。食育にはもちろん、SDGsの目標「飢餓をゼロに」の各ターゲットへの理解も自然に深まります。
【本書のポイント】
◎約194品種の魅力を品種ナビゲーターが徹底ガイド
◎進化の過程を年表形式でおいしい歴史がまるわかり
◎食味マップ、味わい方、選び方を網羅して「食べてみたい」派の味覚をとことん刺激
◎家庭菜園向けの品種紹介と育て方の解説で「育ててみたい」派の栽培欲にも応える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
66
以前読んだ著者の本が面白かったので、期待大でページを捲り、写真多めで文章少なく物足りないかも、と危惧したが完全に杞憂、今年のマイベスト本ってくらい良かった。品種についての解説だけでなく「2001年だだちゃ豆がTVCMに登場」とか、農作物の文化背景が押さえられているのが楽しくて、まるで久々に地元の友達と会って懐かしい話で盛り上がるようである。しかも今も食卓でお馴染みのラインナップだから、過去を懐かしみ悲しくなることはない、「あいつ今も元気でやってるよ」が約束された思い出話。食欲刺激系なので空腹時は悶絶する。2022/11/12
よこたん
33
“国内野菜の生産量トップ3は用途の広いキャベツ、タマネギ、ダイコン。” 2014年からずっと1位を走り続けるのはキャベツ。産地は見ても品種なんてあまり気にしていなかった。果物はわりと品種を気にして求めていることに気づく。ふじ(りんご)、富有柿、白鳳(桃)を選ぶし。日本で食べられてきた野菜果物の歴史に、へぇ〜の連続。白菜が日本で広まったのは20世紀になってからとは。江戸時代の人は白菜をほぼ知らなかったのね。ずっと昔からいた雰囲気なのに、意外と新入生だったね。売り場に行ったら、もっとキョロキョロしてみよう。2024/01/15
あじ
30
待ち遠しい春の菜園開きに向け、冬はプランニングに勤しむ楽しみがあります。特に私は品種に拘りを持ち伝統野菜からF1種、更には種取りをして毎年更新する特別な品種を持っています。本書では各野菜と果物の経歴を2ページにまとめ、スター品種とその他注目の品種を紹介。また“それ”にまつわる年表が小さくあって、玉ねぎならば黒柳さんの玉ねぎヘアーや爆風の楽曲に触れていたりもします。植物は原産地に近い条件で栽培するのが良いと言われます。斜度30度で栽培されるカブがあると知り、俄然興味わくわく実現できるかしら?2023/01/06
Good Tomorrow
6
人気野菜17種(枝豆・カブ・南瓜・キャベツ・胡瓜・薩さつま芋・馬鈴薯・大根・玉葱・トウモロコシ・トマト・茄子・人参・ネギ・白菜・ピーマン・レタス)、果物10種(イチゴ・柿・柑橘・サクランボ・スイカ・梨・ブドウ・メロン・桃・リンゴ)の歴史、旬の時期、収穫量の産地ベスト3、品種、食味マップ、栄養効果など、眺めていて楽しい一冊✨食べてみたい、育ててみたいものがたくさん。2022/12/31
kenitirokikuti
6
図書館にて。日本列島に約7000種の野生植物が存在するが、農作物となった植物には恵まれない。稲からして、導入は古いものの明らかに外来である。日本原産の作物は梨、大豆、山葵、自然薯、三つ葉くらい▲ネギマといえば現在ではネギも刺した焼き鳥のことだが、元はネギとマグロの鍋。醤油漬けに向かないトロが使われた。戦後すぐにマグロが高騰し、鶏のネギマとなる。同様に広島のお好み焼きも元はネギだったがキャベツで代替された。戦後、アメリカの指導で野菜の生食が進められた。下肥じゃ生食しづらいわな…。戦前までは野菜は漬け物中心2022/08/16