集英社文芸単行本<br> お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記

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集英社文芸単行本
お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記

  • 著者名:北大路公子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 集英社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087718171

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内容説明

父が急逝し、突然お墓を用意する必要に迫られた著者。そこにコロナ禍の到来、さらには、当たらないだろうと思いつつ応募した市営墓地購入の抽選で、まさかの当選。
お墓、買うの? 誰が? ……私が!? はたして骨壺の運命やいかに!?
脱線上等、北国の迷える日々を綴る、笑いありしんみりありのゆるゆるエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

196
今年最後の読了本は大好きな公子さんのコレ!お父様が亡くなってから一コロナ禍真っ只中の公子さんの日々諸々。【お墓問題】やはりと言おうか笑いつつ、毎日寝る前に惜しむように少しづつ読んだ。「お父さん、貴方は~」と嘆く私の声も届いたでしょうか(笑)お母さまと二人暮らしになった公子家に綺麗な真白い保護猫・はなちゃんが加入。遅々として進まぬお墓問題に、お隣のアレ・・ついには公子さんに病気が!色々喫緊の諸問題を抱えているのに面白く読んだ私。さぁ、その後の顛末は次のエッセイで読めますよね?今から楽しみにしている。2022/12/31

香翠

98
連載当時のお話も「ああ、大変そうだなぁ」や「ふふふっ」などと思いつつSNS で読ませてもらっていましたが、改めてまとめて読むと、くすくす・うふっばかり。親の介護をしていると、消化不良のモヤモヤが知らず知らずのうちに積もって来ますが、この作品を読んでいる間はちょっと軽やかな気持ちになれました。2023/09/08

みかん🍊

95
終活的な事をせず父親が亡くなり、会社の後始末そして、お墓の事、道に撒いてくれたらいいと言いってたがそういう訳にも行かない、放置したまま月日は流れていく、いっそお墓を買う連載をしようと始めたらなんとコロナ禍で身動きが取れなくなって、巣ごもりエッセイになってしまった、昔の様に長男が家を継いでお墓を守ると言うのも難しい時代、少子化の上都会に出て田舎に戻って来ないと言う事も多い、亡くなった人の為に何百万も掛けてお墓を買うのかと思うとテンションも上がらない、現代事情を考えると難しい問題です。2023/05/12

ネギっ子gen

90
【まったくもって人の一生は重い墓石を背負って遠き道を行くが如し】『小説すばる』に連載した際は「キミコ、墓を買う。」であった。されど、エピローグを追記し単行本化した本書末尾で、<父の死から4年、今もお墓を買っていない。結果的に「キミコ、墓を買う。」という連載時のタイトルは大詐欺となってしまった>とな。そのしれっと開き直る軽挙妄動ぶりに激怒す。文豪たるものはタイトル命名に心血を注ぐものである。斯様な神聖な営為に対し、文學の栄えある歴史に泥を塗るような今般の羊頭狗肉的暴挙は断固許されない。猛省を促したい(笑)。2023/03/31

Ikutan

83
やっぱり面白いケメコ先生のエッセイ。何度も声を出して笑ってしまったよ。1年半前にお父様を亡くされてから、お墓をどうするか悩み続ける先生に、担当編集者さんが考えたのが″墓を買う″連載。各地の有名な墓地を回って、人にとっての墓の意味や死後の身の振り方を考えるという企画。ところが、いきなりコロナ禍に突入。で、墓地巡りは出来ず、お墓に纏わるエピソードを挟みつつ、コロナ禍の日々の日記になっているけれど、それがまた、楽しい。そして内容にぴったりなイラストにぷぷぷと笑えるんだな。それにしても、北国の冬支度は大変ですね。2023/02/06

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