異能の掛け算 新規事業のサイエンス

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異能の掛け算 新規事業のサイエンス

  • ISBN:9784910063232

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内容説明

天才不要。要、異能のチーム。
異能の掛け算こそが、
新規事業に必要な科学である。


新規事業一筋15年の著者が、
500ケース以上で研究した成功の再現性を限りなく上げる
「チーム論」と「方法論」の戦略的融合、ついに登場。

【異能のチーム論】
「Bさんって、部長向けプレゼンのことしか考えていないよね。大企業は、こうやってお客さんを見ずにサービスをつくるから、うまくいかないんだよな」
「Tさんって、すぐ機能を絞る話ばっかりするよな。いまは発散フェーズだから、本当に大事な機能を探さないと。できることだけやるつもりなら新規事業なんかやるなよな」
「Cさんって、自分をアーティストとでも思ってんのかなぁ。いまのフェーズでそこまでちゃぶ台ひっくり返すような仕事のやり方なら、独立して仕事するべきだよな」

このような対立は、必然的に起こる「定番」だ。
それでも0→10をするチームは、スキルも価値観も違う、
Biz(ビジネス)/Tech(テクノロジー)/Creative(クリエイティブ)の
異能の集まりであるべきである。

その理想のチームの必須条件から、コミュニケーション設計、
相互理解のポイントまで、コレクティブ・ジーニアスなチームのための鉄則。

【サービスデザインの方法論】
新規事業がうまくいかない理由のほぼすべては、
サービスコンセプトの仮説について、
「全体感の欠如」と「論理偏重もしくは直観偏重」に起因する。

確信と確証を繰り返し、異能の掛け算をするため、
「プロダクト開発までに想定していた仮説の要素」と
「後で振り返ると考察しておくべきだったと語られる要素」を抽出した結果、
導き出された20の必要十分な構成要素で成り立つサービスデザインのフレームワーク。
それが価値創造の羅針盤「バリューデザイン・シンタックス」である。

子供の自由さと大人の教養をもって、
サービスコンセプトや競争戦略、利益構造の
デザインとプロトタイプを繰り返すことで、
異能同士が、新しい価値を磨き上げる。

日本経済において、いま最も求められている、
集合的アイデアによるイノベーションの方法をまとめた一冊である。

◎【目次】
■はじめに──新規事業で科学すべきは〝異能の掛け算?である
■第1章 新規事業の正体──不確実性が支配する暗闇の歩き方
■第2章 新規事業のチーム論──異能を活かすBTCチームの鉄則
■第3章 新規事業の方法論──確信と確証のための羅針盤

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でじきち

7
新規事業:0→1(顧客課題への最小価値を Pocで検証出来た状態)→10(事業成立し、拡大見込が立った状態=KSFが特定され、実現見込が立っている)。ここ迄は不確実性を下げる。ここからは確実性を上げ→100(選ばれ続け、事業拡大を続けている状態)◆10の手前で挫折するのは①知らなかった競合が強く優位性がない②顧客に届ける仕組が無い③強みが持続せずすぐ模倣される④収益性が無い◆Biz、Tech、Creative人材が力を合わせる。その為には互いの最低限のリテラシ必要◆市場性、会社の意志、競争優位の3点を重視2023/01/28

Riko

2
図書館で借りた2023/08/15

☆ツイテル☆

2
フライヤー2023/01/10

らいらい

0
新規事業を立ち上げるときに考慮すべき組織と仕組み、プロダクトを作るときの方法論について入門レベルでまとめている書。人材を大きく三つのタイプに分類し、それぞれのタイプの視点が異なるために相互理解には努力が必要であると述べている。プロダクトを作る際の方法論はフレームワークの紹介にとどまっているが、俯瞰でプロダクトをみるときにどのような観点を持つと網羅性が担保できるかはわかるようになっている。参考文献が多数書いてあるため、本書を読んだ後にそちらを読むと、より実践に生かせそう。2024/01/27

みねお

0
新規の事業を始めるに際しての検討の進め方を必要な人材に絡めて説いた一冊。テキストとしていつでも見返せるようにしておきたい。2023/10/09

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