失敗事例で分かる 自治体法規担当の仕事

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失敗事例で分かる 自治体法規担当の仕事

  • 著者名:蓮實憲太
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 学陽書房(2022/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313161788

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内容説明

自治体の法規担当者が身に着けたい、実務のコツを紹介する本です。
例規審査や法令相談、行政手続に関する業務など、
専門的な知識が必要な一方で、かかえる仕事が多くスピードも求められます。
特に新人の担当者は、経験値が少なく、無駄な作業やミスも発生しがちです。

本書は現場経験が豊富な現役公務員の著者が、よくある失敗事例に基づいて、
仕事を速く的確にこなすための実務ノウハウを紹介します。

「法令チェックのポイントを知ってミスを減らしたい」
「担当する仕事が多いので、無駄を省いた仕事術を知りたい」
「原課からの法令相談にスムーズに回答できるようになりたい」

という法規担当の方にご活用いただける1冊です。

目次

第1章 例規審査・例規立案のポイント
 1 例規審査は基本が大切<法規担当の仕事術>
 2 基準省令を鵜呑みにするな<例規審査・例規立案の心構え>
 3 たかが1字違い、されど意味が全く異なる<法令用語の重要性>
 4 審査では「主語」に気を付ける<例規審査でミス防止>
 5 早期関与で「もう改正!?」をなくす<原課への助言や関わり方>
 6 行政委員会は補助金要綱を制定できない<事務の委任と補助執行>
 7 様式の元号表記に御用心!<様式チェックの注意点>
 8 条例で“様式”を定められるの?<余計な改正を減らす方法>
 9 規則への再委任はできるの?<「条例で定める」の意味>
 10 「立法事実」を意識すれば、的確な助言ができる<条例の後に法律が制定された時の対応方法>
 11 決して無駄ではない! 必ず読み合わせをしよう<例規・議案審査の正確性向上>
 12 議決漏れに御用心!<議決事件の把握>
 13 様々な視点から審査する<予算を伴う条例案の提案時期>
 14 議会提案のタイミングに余裕を持つ<時宜を得た議会対応のコツ>
 15 条例審査はフィナーレまで確実に!<条例交付文の署名>

第2章 法令相談対応のポイント
 1 頼りにされる法規担当になる<法令相談のキホン>
 2 不用意な回答に要注意<法令相談の心構え>
 3 日頃から研さん・情報収集に努めよう<スピーディーな法令相談対応>
 4 法的根拠がないけれど、どうすればいい?<政策法務の実践サポート>
 5 なぜ選管の備品を買うのに市長名で契約するの?<行政委員会の予算執行>
 6 補助金交付の先着順は問題ない<法の一般原則(1)>
 7 重い違反には重い処分、軽い違反には軽い処分を<法の一般原則(2)>
 8 難しい法令解釈もマークと図解でスッキリ<法令解釈のコツ>
 9 民間活用は法令行為の有無に注目<業務委託と指定管理制度>
 10 まちなか交流広場にキッチンカーを設置できるの?<よくある原課のお悩みサポート(1)>
 11 過料を科したいが、どうすればいいの?<よくある原課のお悩みサポート(2)>
 12 顧問弁護士との連携で法令解釈を確かなものに<法令相談の補強>

第3章 行政手続・行政不服審査のポイント
 1 行政手続法は自治体職員のお作法!?<行政手続法の要点>
 2 行政手続法が求める審査基準・処分基準の要件<審査基準と処分基準の要点>
 3 住民から「マニュアル」を見せるように言われたら?<住民対応のコツ>
 4 正しい窓口対応をしないと法令違反に! <窓口対応の注意点>
 5 申請拒否の理由欄は「根拠規定」だけでは不十分<「理由の提示」の水準>
 6 行政指導は従ってもらうのが当然じゃない<行政指導の限界>
 7 条例づくりでは住民の意見を聴く<パブリック・コメント制度>
 8 教示文の審査請求先は正しいか?<審査請求先の原則と例外>
 9 審査請求できないケースに注意する<個別法による審査請求の制限>
 10 指定管理者がした処分の取消訴訟の被告に注意<取消訴訟の被告の原則と例外>
 11 補助金の不交付決定に対し審査請求があったらどうするの?<補助金の法的性質>
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

14
自治体法規担当のしごとについては、類書もある中、本書は各説明の冒頭に「失敗事例」を挙げて、内容が頭に入りやすいよう工夫されています。 条例公布に署名が必要な市長の予定がなかなか抑えられない。 補助金交付の先着順は平等原則に反しない。 教育委員会所管の公の施設に関する教示文で審査請求の宛先を誤って教育委員会とした。 財政課に話しが通っていない状況で補助金要綱を策定した。 わかるわぁ、と思われる法規担当の方は少なくないのではないでしょうか。2023/03/09

いちこ

1
法規担当になってしばらくすると、業務を理解するに当たり何がわからないか迷子になるので、その時に読むと良い本。ここにある事例は、形は違えど少なからず通る道なので、躓く前でも躓いた後でも読んでおくと非常に勉強になる。まだ見ぬ後任・後輩に薦めたい。2023/05/19

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