政治と音楽――国際関係を動かす“ソフトパワー”

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政治と音楽――国際関係を動かす“ソフトパワー”

  • 著者名:半澤朝彦【編著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 晃洋書房(2022/09発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784771035959

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内容説明

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ほとんどの政治的な変動の背後には、“音楽”が鳴り響いている。政治学やグローバル・ヒストリーの立場から、音楽ジャンルを横断し、「政治と音楽」を国際関係の中でトータルに捉える。気鋭の国際政治学者たちによる待望の研究書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

93
「政治と音楽」研究会に集う学者たちの論文12編。エストニアの「歌う革命」、ナチスの音楽統制、米国によるドイツ占領下の文化統制、ジャズ外交、アラブの国歌、社会運動・風刺、軍産メディア複合体など切り口は多彩だが内容は少し散漫。コロナ禍は音楽と政治の関係に本質的な課題を提起したが、それに繋がる論考もない。最も印象的だったのは、大戦中の日本でのユダヤ人音楽家排除の動き。シロタ先生、クロイツァー先生などの恩人が対象となる。攻撃の中心になった評論家たち(吉本明光、堀内敬三、山根銀二、野村光一)に戦後の反省は一切ない。2022/06/09

Hiro

20
いつの時代でも、その時に流行った歌や音楽は重要な意味を持つ。政治と音楽には確かな繋がりがあると感じた。2023/12/25

二人娘の父

9
これまで各論的には研究されてきたであろうテーマ。「政治と音楽」で各人がある意味自由に様々な視点を論じている。それだけで実に楽しい読み物でもある。アラブ諸国の国歌や、アメリカの軍産エンタメの果たす役割など、膝を打つ論文も多い。同僚の娘から勧められて手に取った一冊だが、Z世代にとっての音楽とは何かを、50歳のおじさんが考える意味でも参考になり、興味を深める内容だった。ありがとう、同僚の娘。2022/11/17

Go Extreme

3
政治的動員と音楽: 音楽は政治を変えられるか 帝国のこだま 政治のための音楽、音楽のための政治 音楽とアイデンティティ・表象・規範: 音楽の「色」が投影するもの 越境するアイデンティティ 君が代の起立斉唱拒否 演奏規範とジェンダー グローバリゼーションと音楽: クラブミュージックと直接民主主義のグローバル化 アメリカ軍産メディアエンターテイメント複合体が担う主体形成 グローバルとローカル 音楽で世界を読み解く: 歌の人間学としてのブルース 体験としての音楽 ドン・キホーテの風車2022/06/01

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