じっぴコンパクト新書<br> カラー版 妙な線路大研究 東海道・山陽・九州新幹線篇

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じっぴコンパクト新書
カラー版 妙な線路大研究 東海道・山陽・九州新幹線篇

  • 著者名:竹内正浩
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 実業之日本社(2022/09発売)
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  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408650074

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内容説明

「新京都」「新姫路」「新広島」などの駅名が
生まれたかもしれなかった!?

山も谷も関係なく直進しているように見える新幹線。「新○○駅」が多いのは、都市間を最短で合理的に結ぶためのやむを得ない配置かと思っていたら、実は絶妙に諸条件をクリアした結果だった。よく見ると新幹線も大迂回をしていたりする。その理由をさぐって見えてきた制約と事情、一挙公開!


【第一章】東海道新幹線篇
始発駅が東京駅ではない可能性があった?
なぜ品川から急に東海道本線を外れるのか?
なぜ武蔵小杉の線路は急カーブなのか?
なぜ横浜駅が新幹線駅にならなかったのか?
なぜ新幹線は駿河湾沿いを通らないのか?
大崩海岸とトンネルの複雑な関係とは?
新幹線は難所の大井川をどう越えたのか?
なぜ浜松駅前後の区間は曲がりくねっているのか?
なぜ新星越トンネルはわずか9年で消えたのか
なぜ岡崎平野の経路が変更されたのか?
愛知県内の新駅候補が4案あったってホント?
なぜ大きく迂回して名古屋駅に入るのか?
なぜ鈴鹿越えが実現しなかったのか?
なぜ濃尾平野で蛇行を繰り返すのか?
知られざる関ヶ原の経路変更の歴史とは?
なぜ新幹線の線路は琵琶湖から離れているのか?
もし新幹線が京都駅を通らなかったら?
山崎付近の線路のやりくり事情とは?
なぜ大阪駅が新幹線駅にならなかったのか?
なぜ東海道新幹線の終点が神戸ではなく大阪だったのか?

【第二章】山陽新幹線篇
なぜ新神戸駅はトンネルの間に建設されたのか?
兵庫・岡山県境の山間部を新幹線はどう越えたか?
なぜ新倉敷駅は不便な位置に設置されたのか?
なぜ新幹線は尾道を避けたのか?
なぜ広島駅直前で大きく南に迂回するのか?
なぜ新岩国駅は乗り換えが不便なのか?
なぜ新幹線は関門海峡を大きく迂回して渡るのか?
なぜ小倉~博多間は小刻みにジグザグなのか?
新幹線が走る在来線が西日本にある?

【第三章】九州新幹線篇
九州新幹線とは
なぜ山陽新幹線は九州新幹線に乗り入れできない?
なぜ新幹線は八代海沿岸を避けたのか?
明治と昭和の経路選定に共通した三つのルートとは?
西九州新幹線はどうなったのか

【第四章】リニア中央新幹線篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

103
新幹線のルート決定というのは、やたらと「政治家の横槍」や「軍部の意向」なるものがモノを言うと信じられている。ところが、古地図を手軽に見る事が「今昔マップ」等で可能になり、巻を追うごとに著者の反論の説得力は向上している。新幹線や高速道路を敷設するための調査は10年や20年のレベルで行われるのだ。大都市の都市計画局等に行くと、日がな一日都市計画マスタープランを見てる、大手企業のバッジを付けたオッサンやオバサンを見かける。この世の大体の事業は、素人の想像など踏み倒す長いタイムスパンであることに驚倒せよ。2022/06/26

yyrn

30
東海道、山陽、九州新幹線のルート決定話が中心の本で、複数考えられたルートの中からなぜ現在のルートが選ばれたか?を戦前の弾丸特急構想なども踏まえて、各工区ごとに(35章立てで)詳しくまとめられている。読みやすい本。▼東京駅が始発ではなかったかも?横浜駅や大阪駅が新幹線駅にならなかったのはなぜ?毎冬、降雪でトラブるのになぜ関ケ原を通したのか?灘や伏見の酒どころに配慮したってホント?などなど、へえーと驚き、誰かに話したくなる話がたくさん載っています。通勤の友。2022/12/29

雲をみるひと

25
東海道、山陽、九州の各新幹線の線形の各地での決定経緯を纏めた本。各論なのでは各章に濃淡があるしそもそも何処かで見たことがある情報が多い。ネタが限られる鉄道分野でこの手の本を魅力的に纏めることはなかなか難しいかもしれない。2022/07/31

アキ

14
新幹線という高速鉄道専用線路に課せられた勾配や曲線という線路設計上の条件。さらには、在来線敷設時にはなかった商業地・住宅地・工場団地の拡大、環境への配慮、工期やコストの制約の上で、日本中の山脈と川を縫い、ときには山腹を貫いて伸びる鉄路。難工事に挑んだ末での殉職者の話や、計画断念回避に尽力し、構想を着工へと導いた関係者など、人への想いが募るページでは、鉄道への思いもまた違ってきます。2023/03/06

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