内容説明
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映像制作のノウハウ
ドキュメンタリーは今、大きな可能性を秘めている。
個人の視点で作られた映像が世界を変える力を持ち、世界では、ハリウッド大作にも比肩するエンタテインメント性を帯び始めている。
日本においては
ドキュメンタリーの制作ノウハウは
一部の優れた制作者たちの頭の中に留まっている。企画から、撮影、編集、制作後の展開方法まで、
その道のエキスパートたちに話を伺い、
クリエイターの指針となり、力になるような
「制作の考え方」を引き出そうと心掛けた。(監修者序文より)
【目次】
01 浜野高宏 企画の立て方・企画書の書き方
02 山崎エマ ストーリーの作り方
03 橋本佳子 入口で考える出口戦略
04 大島 新 被写体との接し方
05 想田和弘 「観察映画」の作り方
06 戸田義久 ドキュメンタリー撮影と光の関係
07 /インタビューライティングの実践
08 佐々木芽生 ノーナレドキュメンタリーでのインタビュー術
09 深田志穂 Bロールの重要性と撮影方法
10 岩間 翼 ドキュメンタリー撮影における音声の録り方
11 出口景子 編集に入る前の素材との向き合い方
12 /編集(エディット)の実際
13 藤岡朝子 映画祭の活用方法
14 エリック・ニアリ 海外展開する方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大泉宗一郎
7
ドキュメンタリーを撮ることになり、改めて読む。監督によって映画へのアプローチが異なるように、ドキュメンタリーも製作者の視点や手法によって作品の様相は異なる。本書ではそのような作家性から、最低限押さえるべき撮影・照明・編集の技術はもちろん、企画からマーケティング、映画祭への出品方法など「作る」から「見てもらう」までを網羅した一冊となっており、これから撮ろうとする人には最適。『選挙』の想田和弘監督や、『なぜ君は総理大臣になれないのか』の大島新監督など名だたる監督らへのインタビューテキストとしても楽しめる。2024/03/21