角川書店単行本<br> レジデンス

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角川書店単行本
レジデンス

  • 著者名:小野寺史宜【著者】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • KADOKAWA(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041119983

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内容説明

学校では成績優秀な反面、夜な夜なひったくりを行っている中学生・望。望の小学生の時の同級生で夜は自転車泥棒に暴行を働いている弓矢とその異母兄・充也。就職活動前に事故にあったことで就職できなくなってしまったフリーターの根岸。
ある晩根岸が充也の元彼女を刺殺、時同じくして弓矢は暴行した自転車泥棒から反撃にあう。
弓矢の暴行シーンに居合わせた充也と望はどんな行動に出るのか……。
湾岸に立つマンション「湊レジデンス」を舞台に錯綜する衝動と本性を辛辣な視線で描いた群像劇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

289
小野寺 史宜、5作目です。著者の新境地かと思いきや、若かりし頃16年前の荒削りな作品、共同住宅(決してレジデンスではない(笑))を舞台にした青春群像劇でした。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000445/ 10月は、本書で読了です。 【読メエロ部】2022/10/31

いつでも母さん

202
いつもの小野寺さんではない。と思うのは私の勝手な思い込み。例えば既読の『夜の側に立つ』だってざわりとした読後感だった。今作はその上をいくざらつきと、人の心に棲む邪悪な空気が私を取り込む感じなのだ。小野寺さんこういうのも描くのねって、正直なところだった。これは好みが分かれるだろうなぁ。まずは読んでみて。2022/09/21

のぶ

165
小野寺さんはこんな話も書くのだ、というのが読み終わっての第一印象。湾岸に立つマンション「湊レジデンス」を舞台に、4人の主要な登場人物を中心に進行していく青春群像劇。主要な4人は深夜のひったくりをやめられない会田望、町を守るために自転車泥棒に暴行を働く入江弓矢、その異母弟入江充也、交通事故に遭い就職できなくなったフリーターの根岸英仁。この4人が女の子と付き合い関係を持ったりしているが、ある時大きな事件が起きてしまう。その時の彼らの行動は・・。読後感はあまりよくないが彼らなりの青春が描かれていた。2022/09/06

まちゃ

159
小野寺さんの作品らしい交差する人間模様を描いた群像劇。ただし、本作は"衝動"と"欲望"から一線を超える若者たちが主人公のダークな物語。救いのない結末でした。2022/10/27

ひさか

149
野生時代2006年9月号湾岸宮殿を改題、全面改稿し2022年8月角川書店刊。思考停止しているような登場人物達が織りなす世界の話で楽しくは読めませんでした。というか、わかりにくい展開というか、たいした展開が無いというか、現実世界の方がもっとドラマチックなんじゃないかと思える話でした。読後感は良くなかったです。残念。2022/09/28

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