岩波ブックレット<br> いじめ問題とどう向き合うか

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岩波ブックレット
いじめ問題とどう向き合うか

  • 著者名:尾木直樹
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 岩波書店(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784000093958

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内容説明

親や教師に告白できずに死に追い込まれる子どもたち──.なぜ,いじめは深刻化するのか.教育現場への競争主義の導入など,急速に変わる子どもや学校の現状を詳細に分析.今日のいじめの実態や学校がいじめを止められない要因などを解明し,「子ども主体の防止策」など,学校や家庭,社会に何ができるのかを具体的に提言する.

目次

第1章 深刻化する今日のいじめ
1 絶望する子どもたち いじめ対応の問題点
2 今日のいじめの特徴
3 なぜ,いじめは深刻化するのか
第2章 いじめを考える
1 いじめとは何か
2 いじめと家庭
3 なぜ,学校はいじめを止められないのか
第3章 いじめをどう克服するか
1 本当に必要な「教育改革」とは
2 学校・家庭にできること
3 子どもを育てられる社会へ 子どもを主役として

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェ・ブンブン

1
確かに尾木先生の考えは素晴らしく競争社会、成果主義の闇を指摘しているが、手塚治虫のいじめ脱却法を尊敬し、自分も彼のようにプロになることでいじめられなくなった人間故に、いじめっ子100%悪い説には納得ができないのだった。2013/05/10

壱萬弐仟縁

1
学校が認知しない、確認しない、と、いじめが成立しないらしい(5ページ)。どう考えても、データ的にそんなに少ないとは思えない、との印象は、学校以外にも職場という集団をみても、言えるのではないか。人間集団においては、個人を集団で攻撃して面白がるという、戦争につながる論理が隠されている。格差社会でも自己責任で個人の責任に帰着せしめてきたように(10ページ~)、いじめと格差の共犯関係と思わざるをえない気もする。いじめる加害者も被害者になることもあり、学校という閉鎖的な空間でもいじめは発生しやすく、課題は山積だ。2012/09/21

Kei

1
もう、こんがらがって、解きほぐせな気がするような問題。こどもの世界でこうだということは、よりひどい大人の世界が存在するのだろうなあ。憂鬱。2012/07/31

おとなり

0
関係者向けの本のためかこのページ数でこのお値段。(図書館で借りました。)主な問題点の指摘としては、「いじめの有無に学校の認定を要する慣習がある」「教員に成果主義を用いたため隠蔽がおきやすい」ということで、対策としては生徒自身にしっかりと考えさせる時間をとるということでしょうか。ただ、読んでいて具体的な論説とは感じられませんでした。2012/10/16

a

0
誰でもいじめられる可能性があり逆にいじめる可能性もあるんだなと思った。

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