双葉文庫<br> 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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双葉文庫
赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

  • 著者名:青柳碧人【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 双葉社(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575525922

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内容説明

クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきん。その途中でいろいろな事件に遭遇します。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。全編を通した〝大きな謎〟も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません! 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の著者による世界の童話をベースにした連作短編ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

301
『シンデレラ』『ヘンゼルとグレーテル』『眠れる森の美女』『マッチ売りの少女』と言った、女の子寄りの童話を拡張した短篇連作4篇。それに探偵役の『赤ずきんちゃん』もですね。『眠れる森の美女』については、オリジナルストーリーを知らないままでしたけど(´๑•_•๑)それにストーリーも複雑だったかも。オリジナルキャラは随分と崩壊しちゃいますね。それに倫理観も( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)大丈夫カシラ。最終話が良いですね。そこに至る布石が、前の章のエピソードに含まれているのも楽しいですね。2023/02/28

イアン

185
★★★★★★★☆☆☆日本昔話に続き、西洋童話をモチーフにしたパロディー・ミステリ。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠れる森の美女」「マッチ売りの少女」の世界の中で発生する殺人などの犯罪を、偶然居合わせた赤ずきんちゃんが推理し、解決に導いていく。清廉潔白だったヒロインたちがどす黒く変色していく過程がエグい。一部で魔法の存在を前提とする特殊設定モノだが、原作童話を把握した上で読んだ方がより衝撃的かもしれない。これだけの推理力と行動力のある方を「ちゃん付け」では失礼なので、明日から赤ずきん氏と呼びます。2023/06/09

ミュポトワ@猫mode

173
俺個人としては、前作よりも今作のほうが好みです。前作は、各お話が独立していましたが、こちらは連作の小説になっています。探偵役はもちろん、表紙で虫眼鏡を持っている赤ずきんちゃんですね。みんなが知っている童話を元にした、大変面白いミステリーで、子供から大人まで楽しめる作品だと思います。ただ、一つ残念なのは最後のお話が難解すぎることかなって。ちょっと俺には意味が分かりませんでした。他のお話は単純明快に推理してくれるので、ミステリーをあまり読まない俺にも楽しめましたが、最後はちょっと難しかったな…そこだけ、残念…2022/08/16

ALATA

137
何だろう、童話版アベンジャーズ?さしずめ、赤ずきんちゃんは赤いスーツをまとったアイアンマンというところでしょうか。シンデレラ、眠れる森の美女、マッチ売りの少女とオールスターキャストによるメルヘンチックなミステリーで、青柳さんいいところに目をつけましたね。舞踏会、お菓子の家、オオカミとの会話など設定といろんな仕掛け、伏線の回収と楽しませてくれました★2※そもそも、童話では簡単に人は死ぬし、暗くなりがちだけど挿絵も手伝ってポップな仕上がり。「むかしむかし~」も読んでみようか。2023/03/14

ハゲおやじ

115
いきなりシンデレラが… と読み始めてすぐに引き込まれた。以前から気になっていた本で文庫化されたので すぐに買いに行った。4つの話になっていて、どれも「おっ!」って感じで面白い。赤ずきんの目的も少しずつ分かってきて、最終章で「おぉ~っ!」だった。童話の主人公達が ことごとく〇〇になっていて 面白い。ちょっと御都合主義は有ったけど気になるほどでも無い。欲を言えばエレンは違った形で痛めつけて欲しかったなぁ…(でも それではマッチ売りの少女にならないか)。この ”赤ずきん” の続編に期待してしまうなぁ。2022/08/22

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