内容説明
剣呑なお願いをする妖狐・老々丸と笹丸が現れて、またもや若だんなは頭を悩ましているってぇ! しかも笹丸は妖としての力が尽きかけているようで、兄やも長崎屋の妖たちもいつもと様子が違う……。あまりに切実な、“また会いたい”という願い、永遠の命を持つはずの妖にとっての最期とは――。シリーズ第21弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
157
シリーズ最新作。正直言って長く続く作品の中には、その時の読み手(私)の気持ちが揺れず、ただ読んだ…ってのもあり、今回はどうだろうとその都度手を伸ばすのだ(汗)で、今回の5話。良かった~好きな回となりました。中でも表題になってる『こいごころ』ほろりとさせられて特に良かったなぁ。それにしても若旦那、そろそろ丈夫になってくださいよ(笑)2022/08/13
雅
110
表題作の『こいごころ』が切なくて、とても素敵な話でした。賑やかな妖達や憎めない人達。新たな仲間も増えたし、まだまだ追いかけます2022/12/30
初美マリン
109
あまりに妖すぎると、書いてる作者が一番楽しんでいるような感じがした。医者選びの章が面白かった。2022/12/10
本詠み人
107
「また会いたい…最後に唯一、それだけを願っていた」💧帯で読んで覚悟していたはずなのに、“こいごころ”には涙腺崩壊させられた。もうホント勘弁して欲しい🤣今それでなくても花粉症で鼻、苦しいんですから(笑)主治医の源信先生が去り、新しく迎えたのは…春は出会いと別れの季節。現実世界の切なさを癒してもらうような作品でした✨数が多いので数えられませんでしたが、他の方のレビューから…「第21弾❣️」2023/03/17
真理そら
99
夏はしゃばけ!表題作の優しく儚げな雰囲気と食いしんぼ狸のすっとぼけた雰囲気の合わせ技はしゃばけ独特のものかも。若だんながながくお世話になっていた源信先生が引退することになって、若だんなのかかりつけ医を選ぶことになった「遠方より来たる」。この新しく加わった火幻先生もおもしろいキャラになりそう。2022/08/05