静かなる変革者たち - 精神に障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就

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静かなる変革者たち - 精神に障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就

  • 著者名:横山恵子/蔭山正子/こどもぴあ
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • ペンコム(インプレス)(2019/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784295403708

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内容説明

【編集者からみなさんへ】
精神障がいをもつ親に育てられた子どもたち─みなさんはどのように思うでしょうか。「子どもはさぞ大変だろう」。それは私も同じでした。しかし、4人の若者達が座談会で語った言葉は、私の先入観をことごとく打ち砕いていくのです。
子どもたちは親の個性を誇りに思い、「このお母さんの子どもにうまれてよかった」と。
前半の「体験記」では、親の発症からの壮絶な人生が記され、後半の「座談会」では、なぜ、このような思いに至ったのか、「家族は家族。支援者にはなれない」とはどういうことなのかが語られていきます。
「精神障がいのある親に育てられ成長して支援職に就いた子どもたち」だからこそ語れる言葉の重みに、ぜひ、耳を傾けてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

59
【家族は家族。支援者になれない】 精神疾患の親に育てられ支援職に就いた4人の子どもが登場し、「家族・支援者・社会」への思いを語る。横山恵子と蔭山正子による、精神疾患を持つ家族支援についての分かりやすい解説も。関係者はご一読を!<医療や福祉の場で精神障がい者家族への支援の必要性が、支援者の中にようやく浸透してきたように思います。これまで、家族というと、それは親を指す言葉でした。しかし、家族には、親、きょうだい、配偶者、子どもなど、さまざまな立場の家族がいて、それぞれ異なる困難を抱えている>。その通りです。⇒2023/10/06

のんぴ

40
親が統合失調症だったり、ボーダー、躁鬱など精神疾患があり、子がヤングケアラーとして、苦労した現実や、周りにいる人から心ない侮蔑を受けたり、医療者からも差別的な態度で接しられた経験を話す。病気を理解するために勉強し、支援職や精神看護の仕事をし、当事者のみならず、家族支援をすることで、当事者の症状も改善することを指摘。一人で全部やらなければいけないと思い込んでやってきた自らの経験は、親のためにも良くなかったと気づく。精神疾患に対するスティグマをなくしていきたい、第三者の支援を受けて欲しいという気持ちが伝わった2023/04/17

小鈴

27
精神障害のある母親に育てられた子供達の立場から語られた本。著者の横山恵子さんらが当事者の子供のための「こどもぴあ」を立ち上げた。この会に集まる子供は、精神障害の支援職についている者が多い。プロになっても「母親は母親、支援者にはなれない」という言葉は深い。支援者になると母親、家族であることを切り捨てることになる。精神障害者の子供たちの話は悲惨な物語りが流布している。実際のところ4人の体験談も凄惨なのだが、自分の気持ちを回復して親の見方も変化している。当事者も当事者の子供も読んで欲しいな。2020/02/29

げんさん

0
精神疾患の親に育てられた子どもたちのグループ。「家族は家族、支援者にはなれない」この言葉は思い。2023/04/18

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