光文社未来ライブラリー<br> 誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~

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光文社未来ライブラリー
誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~

  • ISBN:9784334770556

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内容説明

人はSNSやアンケート調査には嘘をつくが、グーグルやポルノサイトなどの検索窓には本当の欲望や本心を打ち明ける。そんな膨大な「ビッグデータ」をグーグルの元データサイエンティストが分析。米国の隠れた人種差別を暴き出すのを皮切りに、世界の男女の性の悩みから、名門校入学の効果、景気と児童虐待の関係まで、通説とはまったく違う人間と社会の真の姿を明かしていく。驚くべき事例満載でおくる全米ベストセラー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SGM

17
好奇心を刺激するワクワクしながらの読書だった。Googleの検索などのビッグデータ(リアルワールドデータ)から人の本音を探っていくという。扱う分野は選挙の結果から差別意識、病気の発見、勝てる競争馬の特徴まで幅広い。科学界は再現性の問題に直面しておりこういうデータは相互補完的に真実に迫ってくるだろう。本書は面白データの羅列に終始せずビッグデータの限界(既存の研究との相互補完性)や多重性の問題(変数を多くすると偶然的に有意差が生まれる)、倫理的な問題にも触れているところ。Googleは現代の告解室だなぁ。2022/07/15

ともブン

10
光文社未来ライブラリーの新刊。同じシリーズの「第1感」マルコム・グラッドウェルを読んでからの方がおすすめ。人は見栄を張る。Facebookやインスタには楽しげで充実した暮らしを、アンケートには匿名のものにすら本音を脚色して回答してしまう。だけどネット検索には本音をぶちまける。そこに入力された赤裸々な悩みやエゴ、フェティズムに差別意識。このビッグデータを分析すると驚くべき相関関係が炙り出されていく。ただし、「経済学は過去の出来事を分析するもの、未来予測する道具ではない」人間の行動の予測つかなさも興味深い。2022/07/09

復活!! あくびちゃん!

6
結果として『人はGoogleの検索ボックスには真実を告白する』ということが書いてある本。翻訳本の典型的なパターンで、まどろっこしい書き方がされており、非常に読みづらく退屈。個人的には、「Googleの勝因は、より優れたデータを見出したから」「より多くのデータを集めるよりも、正しいデータを集める方が大切だ(当たり前!)」「分身検索をうまくするためには、自分が嫌いなことを同じように嫌っている人を探すべき」は、タメになったのでヨシとしよう。2022/11/09

バーニング

4
思ったよりも面白かった。前半はセックスやポルノの話題が多いので、面白い要素はありつつ少し辟易するところもあったが、後半はデータ分析の政策的応用の話や差別と倫理についても触れられていてバランスが良いとも言える。著者は『ヤバい経済学』のアップデートを自負しているが、最近中公新書から出た『陰謀論』と合わせて読んでも面白いかもしれない。どちらの本も人間は表立ったところではなかなか本音を言わない社会的望ましさバイアスについて触れられている。2022/11/22

Go Extreme

2
いま起きているビッグデータ革命 人はグーグルに告白する 検索行動に表れる心の闇 選挙結果を予測する 正しいデータ・正しい問い 大きなデータ、小さなデータ: 直感は裏切り者 貧困とキラキラネーム 身長の影響 社会性がないと大成しない ビッグデータの威力: 夢判断は正しいか? 何がデータになるのか 秘められた検索 絞り込みという強力な手法 世界中が実験室 ビッグデータ、取扱注意: できること、できないこと やってはいけないこと 社会科学はビッグデータで真の科学になる 可能になる「規模の科学」2022/07/20

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