その日常、地理学で説明したら意外と深かった。

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その日常、地理学で説明したら意外と深かった。

  • 著者名:富田啓介【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ベレ出版(2022/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860646868

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内容説明

人は土地に住み、その地域の自然環境やそこで育まれた多様な文化的社会的関係の中で生きています。ふだん人はそのようなことを深く考えることなく暮らしていますが、じつは地理学的な視点で見てみると、どの地域にも固有の歴史文化や自然があることがわかります。本書ではそうした地域や自分が住む街のことを知るべく、物語で描かれる日常に即して地理学的な視点や考え方を紹介します。各章は物語パートと地理学の解説パートで構成され、何気ない日常を地理学的に解き明かしていきます。物語はとある家族が都市郊外の団地に引っ越してきたことからはじまります。この地域で起こる不思議な出来事の背景には何があったのか? 土地に刻まれた自然と人々の歴史が、時空を超えて織り成す感動のミステリーを楽しみながら学べる一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつJapan

19
【良かった】● 表紙は萌えですが内容は手堅い。 ● 野菜・宗教・地図サイトと、分野が広いです。紹介されている地図サイトは面白そうなものが揃っています。 ● 地域固有の野菜の話は興味深かったです。それに対してマス対応の種苗会社の戦略は長期的にみるとかなりやばめでは、と思いました。2022/07/16

Yutaka Matsuzawa

16
サブタイトルに「街と地域を知るための」とあったので読んでみた。YA向けの本でやさしく書いてあり、飽きさせない工夫として章ごとに物語とそれを地理的視点での説明パートに分けているのがいい。地理は学校だと暗記科目なので苦手な人もいるが、本当の面白さは身の回りのなぜの理由を調べ、それがわかった時。そのなぜは結構多様性に富む地理学と繋がっている。私には地域学のアウトリーチとして参考になった。表紙とタイトルでの勘違いでもいいから若い人がこの本を手に取るといいな。著者とベレ出版の地理好きを増やしたいという努力に拍手。◯2023/01/31

kk

15
図書館本。高原一家を主人公とする、ちょっと粋でハッピーなストーリーを題材に、地理学入門の手ほどきをしようとするナイスな一冊。タイトルにもあるとおり、私たちの日常生活から説きおこして、地理学的なものの見方・考え方などを伝えようとしています。地理学というものが、いかに裾野が広くて学際的な分野なのかということに軽く驚かされました。お話自体も気持ち良く読めて、ストレス・フリーな読書体験でした。2022/11/15

らっそ

11
歴史との関係性もフィールドワークの方法も説明されているようで、物語仕立てなのに実践的な内容で本当に勉強になった。地理をベースに興味のある事を調べてみると言うのが地理学の定義なんだと思った。今まで「地理学」とは?ってぼんやりしていたのが、この本を読んで結構スッキリした2022/05/17

takao

2
2万5千分の1地形図、都市計画基本図、 web:地理院地図、自然環境調査web-gis(植生図) 地形分類図:土地条件図、治水地形分類図 地質図Navi 地図・空中写真閲覧サービス、今昔マップ ハザードマップポータルサイト ぼうはん日本 2022/12/31

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