内容説明
落語好きが高じ30年間に50回も噺家を呼び、落語会を開いた酔狂な御仁が語る、昭和末から平成にかけての落語界の思い出。三遊亭小遊三師匠との対談も収録。
目次
前口上
「落語をきいてお酒を む会」のこと
吉川潮さんとの出会い
初回は小朝!
飛び入りの観客
立川流の人びと
最終回をどうするか
小遊三のインパクト
米助と昇太
市馬の眼力、三三と一之輔
ラジオの時代、テレビの演芸
すべては金馬からはじまった
カブト正宗
監督のいたずら(?)
英語変じて落語に
録音時代
テレビのなかの「笑芸人」
さん生、歌奴、三平
「日曜演芸会」と「大正テレビ寄席」
紀伊國屋寄席の名人たち
まずは六代目圓生
エレベーターで本人と
そこで正蔵
ハイカラ噺家
「利根の渡し」
噺のなかの「絵」
黒門町の目
文楽は「人物描写」などしていない
馬生の「柳田角之進」
哀しき長男
謝恩会の小さん
小さんは消えない
立川談志という衝撃
『現代落語論』
ショックと感動
談志ひとり会
「勘定板」に思うこと
談志は「芝浜」でなにをやったのか?
心底惚れこんだがゆえに……
あたしあの人嫌いなのよ
談志と同時代に生きた幸福
芸は身を助く?
志ん生が死んだ日
生即落語
落語101
親子寄席へ発展
意外な同好の士
贅沢な時間
斯界の第一人者
落語とお酒と、こぼれた話
マツキというバーがあった
「まやま」のこと
いけない! これは……いけない
「一幅の絵」
それでいいんだ
私は落語を聴きつづけるだろう
結びの口上
[番外篇]
十二年ぶりに、落語を語ってお酒をちょっぴり みました
三遊亭小遊三×大竹永介
あとがき