防災アプリ 特務機関NERV - 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの

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防災アプリ 特務機関NERV - 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの

  • 著者名:川口穣
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 平凡社(2022/02発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582824933

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内容説明

利用者180万人、「NHKよりも早く正確」と評判の防災アプリ&ツイッターアカウント「特務機関NERV」開発秘話が明らかに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

40
緊急地震速報時の現在地での地震到達予測の最近の精度の高さに凄さを常々感じてましたが、なぜここまで至れたのかも含めて、立ち上げ時から今に至るまでの特務機関NERVの歴史と創業者の想いを知ることができる一冊。技術の力で人々の、特に災害時の情報入手において役立つべく進められている想いも感じられ、とても刺激をもらえる良書でした。2022/04/03

よっち

37
「どんな速報より早く正確」と評される206万ダウンロードの防災アプリ「特務機関NERV」。石巻市出身の稀代のホワイトハッカー石森大貴による情熱の開発秘話。エヴァファンの大学生が遊びで始めた手動のTwitterアカウントを大きく変えた東日本大震災。起業したITセキュリティ会社「ゲヒルン」で気象庁本庁舎内に専用線を敷いてプログラムの修正を繰り返し、19年にスマホアプリをリリースするまでの試行錯誤が語られていて、エヴァンゲリオン版権元も名称使用を許可する、彼らの活動とその情熱はもっと知られてもいいと感じました。2022/03/27

ぽてち

35
『新世紀エヴァンゲリオン』に由来するツイッターアカウントで、様々な防災情報を発信してきた宮城県石巻市出身の青年・石森大貴さん。もともとは遊びで始めたアカウントだが、東日本大震災の際に家族に発した「逃げて」の思いが届かなかった反省から役割が変わる。電力不足で大規模停電の恐れがあるので節電を呼びかけた「ヤシマ作戦」は、アニメと現実がリンクした奇跡のミッションだった。本書は石森さんの足跡を辿りながら、日本における“防災”を考える好書だ。アプリの紹介は提灯持ちかと疑うが、実際に使ってみればその卓越性に驚くはずだ。2022/06/07

yyrn

33
ヴィヴィヴィと耳障りな音とともに「地震です。強い揺れに注意してください。」という音声を聞くと心臓が鷲づかみにされたような不快感が襲う。できれば二度と聞きたくない。でもそのおかげで次の瞬間、危険回避行動がとれるので実は非常にありがたい緊急通報システムなのだが。▼東日本大震災を機に生き方が変わった人も多かっただろうが、10年も過ぎると日々の生活の中で当時の志は薄れ、すべてがいつもの日常になってしまう。でもこの本の主人公、石森大貴は違った。津波で親族を亡くし二度とこんな悲劇は繰り返させないぞと、大学休学中に⇒2022/05/06

さんつきくん

30
すごい人がいたものだ。続きが気になる好奇心を刺激し続ける、読みごたえのある読書でした。東日本大震災で大切な人を亡くし、防災の大切さを実感した石森。Twitter上で防災のための災害情報をどこよりも速く伝えることに執念を燃やし、やがてそれまでの積み重ねで防災アプリを製作。彼のプログラミング技術の高さ、周りを巻き込む人間力が質の良い防災アプリ誕生になったのかもしれない。経済産業省からも表彰されている。正確で速く各種災害の情報がいち早く届くアプリ。国主導ではなく、民間からこのようなアプリが誕生したことがすごい。2022/03/28

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