朝日新書<br> 音楽する脳 天才たちの創造性と超絶技巧の科学

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朝日新書
音楽する脳 天才たちの創造性と超絶技巧の科学

  • 著者名:大黒達也【著者】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 朝日新聞出版(2022/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022951632

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内容説明

優れた音楽はどのような作曲家たちの脳によってつくられ、演奏されているのか。ベートーベンからグールドまで、偉人たちの脳を大解剖。深い論理的思考で作られているクラシックの感動をとことん味わうための「音楽と脳の最新研究」を紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

97
私は、著者の主張を十分に理解できていない。前半の「音楽と数学」は全く問題ない。しかし、肝腎の「音楽と脳」に関する記述に付いていけない。そもそも、作曲家や演奏家の個性の差を、統計学習(潜在記憶)として認識するという前提が共有できない。また、「音楽訓練を積むことで、感情のコントロールに重要な前頭葉との連携も強くなると言われています」など非科学的表現が多いのにも戸惑う。著者の膨大な研究成果を新書一冊では無理があろうし、もとより私の能力不足の責任だとは思うが、副題の「科学」という言葉を信用しすぎたのかもしれない。2022/04/14

1959のコールマン

60
☆5。面白かった!推薦本。音楽に関する、最新の科学的議論を端的にまとめてあって、これがあると音楽の科学的専門書を読むときの道標となってちょうど良い。しかも一方的に著者の主張を押し付ける形では無く、「今現時点ではこういった見方が、別の立場ではこういった見方が出てますよ」程度で抑えているので好感が持てる。かなりレベルの高い話も出てくるが、分からない所はすっ飛ばしても全体像は掴める。なお、シェーファーの「世界の調律」が出てきたり、ビル・エヴァンス、ハービー・ハンコック、マッコイ・タイナーが出てきたり、↓2022/04/06

原玉幸子

20
「共感覚」に興味があって関連図書を物色中です。筆者が共感覚者(且つ色覚が弱い!)であることでも面白そうなテーマだったのですが、そもそもの十二音階の数学的な解析等、楽器演奏の超絶技巧と脳との関係も粗粗想定通りの内容だったので、うーん(そこまで面白いかぁ)でした。耳がいい人は(外国)語学が出来るのは定説通り。で、どうしたらいいの。才能ない人は諦めるべきなのでしょうか。(◎2022年・夏)2022/05/20

Isamash

19
1986年生まれでオックスフォード大勤務経験ある大黒達也・国際高等研究所特任助教による2022年出版書籍。音楽を学習することで、脳の構造的変化が生じる等、音楽の脳機能へも影響の科学的知見を紹介している。引用文献もしっかりと書かれていて有り難かった。個人的にも、本当に頭良いなという人は幼少時からピアノ学んでいたりして直感的も音楽学習は頭に良い影響与えていることには説得力を感じた。著者の専門は、音楽の神経科学と計算論とのことで、現代音楽の制作にも関わっているらしい。興味深い研究分野で、著者にも注目していきたい2023/03/29

Yappy!

5
音楽に関するよもやま話・・・音楽を少し勉強した方が読み易いかな。音楽理論と脳科学両方を研究者が一つずつ解き明かす内容は、一般向けでに結構盛りだくさんで難しめ。 身体的な学習ちすても脳の学習としても継続的に音楽活動をしないと”普通”に戻るということは、音楽家なら感覚的にも結果的にも納得でしょう。ただ科学的に表現し再度理解した方が強化され身体化できるか。 音楽が心の中を見える化する、言語だということは、科学と同じく言語化し一般化することでより高次の状態を目指しやすくするということで、同じですね。2023/06/20

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