医療民俗学序説 - 日本人は厄災とどう向き合ってきたか

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医療民俗学序説 - 日本人は厄災とどう向き合ってきたか

  • 著者名:畑中章宏
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 春秋社(2022/02発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784393291368

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内容説明

疫病や天変地異の記憶は未知の感染症に翻弄される今日の光明でもある。民俗学的視点で厄災と日本人の関係を考察しその諸相から現代的価値をあぶり出す災いのフォークロア。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skr-shower

3
読みかけ積読本解消強化中。厄災と向き合う日本人のまじない観、コロナとの関わりはなるほどという感じ。寺院がパワスポになりにくい考察は面白い。災害伝承の旅は別立ての方が良かったのでは。どこまでいっても責任の所在が曖昧で反省なく突き進む日本型政府官僚組織では移民も異国の人との共生もうやむやで冷たい着地点に落ち着くしかない。2022/01/05

UNI/るるるるん

2
「序説」だったなぁ。なぜこの本を読みたいと思ったのか、それをメモしておけばよかった。●厄災への不安感と呪術へすがりたくなる気持ちはコロナ禍を通して容易に想像できるものだった。●山梨に帰省した女性の身元を暴けと荒れたネット、私も目にした他県ナンバーの車の「ずっとここに住んでいます」という貼り紙、たしか東北のほうで移住した矢先に不審な火事で亡くなった事件。簡単に感情は何百年も昔に揺り戻される。医学・科学が発達しても人間の感情は大小あれどこうやって揺れる。2022/08/20

AR読書記録

2
タイトルと目次をぱらっと見たところからは、コロナを軸に現代(とまさに今)の民俗(学)のありようが見えてくるかな、というところを(こちらが勝手に)期待した読書だったのだが、「医療民俗学」というよりはあとがきにあるように「災害民俗学」だなと思ったし、事例の収集とそこからの考察みたいな構造が、まとまりきっていないような気がした。だから「序説」かな。より厚みを増した本論を俟つ気持ち。2022/03/18

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2021年10月初版。2016年7月から21年3月にかけて色々。2021/11/06

たろーたん

1
近代科学ではない医療として、「痛いの痛いの飛んでいけ~」みたいなまじないや、妻の出産の成功のために祈る民間療法などを取り上げているのだと思ったが、とりとめのないエッセーだった。一章「医療民俗学序説」以外は、あまり民俗学的知見があるとは思えず、100日後に死ぬワニや志村けん、自粛警察などを適当に語ったみたいな内容だったため、正直期待外れでした。2023/02/13

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