内容説明
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江戸時代の町人たちが行っていた四季折々の伝統行事は、現代に継承しているものもある。しかしながら、時代を下っていく中で変容、または消滅してしまった 文化も多い。たとえば、正月に行う初詣は江戸時代にもあるにはあったが、限りなく少数派であった。江戸時代の正月は、家で過ごすのがスタンダードだったのだ。
現代に生きる私たちは、一体何を残してきたのか? そして、何を変えてしまったのか?
本書では、江戸時代に生きた町人たちが築いた文化 を現代との比較も行いつつ、わかりやすいイラストとともに紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろさん
17
あきない世傳を読んでいて、時々江戸市中にタイムスリップするのでその辺りの風景を見てみたくて図書館の新刊コーナーから借りました。知ってる事も多かったけれど旧暦の大小の暦が屏風サイズでイラストがついていてイメージがわきました。楽しい。 2021/03/02
spatz
12
図書館の棚で。 江戸、なので北海道ずまいの自分とはずれることも多々ありそうだけれど。パラパラめくる。髙田郁さんのものなど読むので、なんとなく身近に感じる。 日頃何気なくみすごしている習慣や表現、日本語の語源、など、なるほどなものも多い。 失われた文化あり、いまもどこかにねづいているものもたくさん。 2021/07/10
ポメ子
5
季節の行事だけでなく、生活の事まで書かれているので、江戸時代の風俗、文化がよくわかった。更に絵つきで説明してくれているので、理解が深まった。2022/01/28
じじちょん
3
現代でいう12ヵ月の年中行事や娯楽に限らず生活全般のあれこれを取り扱っている。江戸って埋め立て地だから毎年井戸替えが必要だったんだな…2024/01/29
櫛橋光
2
作法シリーズですわ。春・夏・秋・冬に分けて江戸の文化を紹介してます。季節に対しての生活の密着度が今とは全然違うなぁと。解説とイラストだけですが分かりやすいです。豆知識、トリビアネタを仕入れれます。2021/10/31