内容説明
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家族療法の考え方や理論,背景,技法を概括的に捉えられる入門書。カップルカウンセリングやジェノグラムの実践,さらには家族支援にも役立つシステムズアプローチを中心に,ナラティヴ・アプローチやオープンダイアローグなど,発展し続ける療法の多様性についても紹介。その学び方や違い,支援の未来を語る座談会も収載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo
10
ナラティブアプローチから家族療法に関心を持ち読んでみた。家族療法と言っても家族だけを対象にするものではないらしい。問題の外在化という視点はものすごく好き。2022/09/20
猫柳
4
家族療法では個人の問題に焦点を当てるのではなく、家族というシステムに不具合があると考え、その場所を見つけ変化を促す。また家族だけでなく2人以上のコミュニケーションが生じる所をシステムと呼び、全てが家族療法の対象となるそうだ。SFAやナラティブなど様々な技術も書かれており勉強になる。システムに焦点を当てる理由として、個人がどのコミュニティと関わるかで性格が変わるのが人間であることから、個人の問題と言うよりシステムの問題であると言えるのかもしれない。合理的な考えだと頷ける。2023/10/05
Go Extreme
2
家族療法の特徴: 典型的な家族療法 IP 家族療法の認識論: システム理論 円環的認識論 第一次変化と第二次変化 語用論 ダブルバインド理論 コミュニケーションの暫定的公理 社会構成主義 観察するシステムと観察されたシステム オートポイエーシス サイバネティックス 家族療法家の臨床的態度 家族療法の方法論: リフレーミング エナクトメント ユーティライゼーション チームアプローチ ジェノグラム 家族療法の歴史と諸派 ソリューション・フォーカスト・アプローチ カップルカウンセリング ナラティヴ・アプローチ2021/10/13
まなまな
1
家族療法の理論、さまざまな流派の解説。事例もあり。オープンダイアローグのことが書かれている本は初めて読んだかも。わかりやすい本だと思う。2023/11/27