日本経済新聞出版<br> 政府は巨大化する 小さな政府の終焉

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日本経済新聞出版
政府は巨大化する 小さな政府の終焉

  • 著者名:マーク・ロビンソン【著】/月谷真紀【訳】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 日経BP(2022/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 1,050pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532359126

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内容説明

■大増税か、国家の役割の縮小か。それとも債務危機か。
逃れられない究極の選択。従来の常識を覆す新鮮な問題提起。世界各国の経済・財政事情に通暁する財政のプロが、コロナ危機を経て、さらにこの先30年にわたる国家財政の未来を描く。2020年フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書。
■医療、介護、気候変動、年金、インフラ整備、格差問題、教育投資、雇用確保……。コロナ禍への緊急対応のうえに、政府に持続的に加わる支出拡大の圧力。国家財政はこれからどうなるのか。政府が直面する本当に重要な課題は何か。
■実は、支出拡大の最大の領域は、技術の進歩が顕著な医療だ。年金はもはや大きな焦点ではなく、パンデミック対応も脇役でしかない。大きな政府か、小さな政府かというイデオロギーの違い、政策選択の内容にかかわらず、各国はこれまでにない財政の膨張に直面せざるをえないのだ。
■先進国経済に通じた財政改革の指南役が、数量データ、バランスのとれた明晰な分析、緻密な論理構成をもとに先進国財政が直面する支出拡大圧力を読み解く。医療技術と医療費増大の因果関係、雇用安定化・所得補助とデジタル化、介護サービスの展望、気候変動問題と国家財政の関係など、経済構造の変化と財政との関わりを明快に分析。さらに、ボーモルの「コスト病」説の問題、現代貨幣理論の誤りなど、経済理論上の論点も浮かび上がらせる。

目次

日本語版序文
序章
第1章 政府支出は多すぎるのか、少なすぎるのか
第2章 なぜ医療支出がこれほど急増したのか
第3章 医療支出の未来
第4章 高齢化の影響
第5章 地球温暖化への断固たる行動――そのコストは?
第6章 インフラ不足
第7章 ニューエコノミーの所得補助
第8章 借り入れと通貨増発?
第9章 無駄を削減する
第10章 政府は巨大化する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ投資大学

1
先進国では、少子高齢化が加速し、年金医療介護といった社会保障費が増大している。少子高齢化となれば、増税するか国家の役割を縮小するかの二択しかないが、どちらも苦難の道である。2022/11/11

Chisaka

1
あくまで客観的に色んなデータや論説を元に、なぜ巨大化するのか(医療、高齢化、温暖化、インフラ、ニューエコノミー)について語られている。著者の意見は強くなく、淡々と進むので気になるところ切り取りながら読むでも良いと思う2022/07/03

ぐっさん

1
支出の中身を分析して、人口が変化すると医療費や年金はどう変化するか、インフラ更新や地球温暖化対策の費用はどれくらいかを定量的に示した本。著者の主張はそこまで強くなく、比較的に客観的に示している印象。2022/06/24

遊動する旧石器人

0
2022年1月17日1版1刷。「政府は巨大化する」。これだけでポスト新自由主義社会、ポストコロナの社会を示しており、読みたくなる1冊。ただし、本書は経済的に財政支出増に対する圧が強まること、そしてその補填には大型増税しかないことを示すに留まり、あくまで未来現時の対処療法、つまりそのポスト新自由主義社会の姿にまで言及出来ていない点は、経済の書籍である以上否めない所がある。それを考えるのは、文学部のお仕事かも知れない。しかし、大きな政府と大型増税は順番が重要である。特に、間違うと民主党政権の二の舞になる。2022/05/03

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