創元推理文庫<br> 半鐘の怪 半七捕物帳ミステリ傑作選

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創元推理文庫
半鐘の怪 半七捕物帳ミステリ傑作選

  • 著者名:岡本綺堂【著】/末國善己【編】
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • 東京創元社(2022/02発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488452216

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内容説明

明治中期の東京。元・岡っ引きの半七老人が若き日に遭遇した事件を新聞記者に語って聞かせる時、江戸の捕物が鮮やかに蘇る! 毎晩、旗本の家に現れるびしょ濡れの女の幽霊の正体を暴く「お文の魂」。素人芝居の最中、舞台用の刀が本物の刀とすり替えられ、若旦那が死んだ事件の真相を探る「勘平の死」。火事でもないのに何度も半鐘を鳴らすなど、人々を不安がらせる悪戯を続ける犯人を突きとめる「半鐘の怪」など18編。〈シャーロック・ホームズ〉シリーズの影響を受けて誕生し、全ての捕物帳の原点となったシリーズからよりすぐった傑作選、降臨。/【目次】お文の魂/勘平の死/お化師匠/半鐘の怪/奥女中/朝顔屋敷/猫騒動/鷹のゆくえ/津の国屋/向島の寮/蝶合戦/筆屋の娘/あま酒売/冬の金魚/三つの声/かむろ蛇/幽霊の観世物/二人女房/編者解説=末國善己

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

18
アンソロや選集で読んだことはあったけど、新鮮な思いで読みました。捕物帳といえば、解説で触れられていた横溝正史「人形佐七」シリーズにどハマりしてたんですが、こちらはさすがの正統派で破綻が無くて分かりやすい。わたしの好みはより人間臭いキャラが魅力的な佐七のほうですが、こちらはこちらで端正で江戸の雰囲気がより伝わってくるような味わい。面白かったです。2022/07/06

Kom

4
名作揃いだった。すっきりした綺麗な文章と江戸の描写、ミステリが結びついているのが上手い。確かにこれは原点かつ頂点だと思わされる。2024/01/05

ほげっひ

3
半七捕物帳傑作選。全18編収録。他の傑作集に収録されているものもありますが、総じて楽しめるラインナップ。江戸の町を闊歩する半七親分もいいのですが、「わたし」を相手に江戸を懐かしむ半七老人の語り口調も好きです。一気読みもおすすめですが、気になるタイトルから読んでいくのも楽しいかもしれません。2022/03/03

さとうめぐみ

2
ひとつひとつは20分くらいで読めてしまうんだけど18編あって結構読了までに時間がかかってしまったなーと。もっと読みにくいのかと思ってたけどそんなことありませんでした。半七親分の洞察力はさすがです。2022/04/07

アル

2
100年も前に書かれたとは思えないほど読みやすく、また面白い。 幕末の話を老人が明治の若者に語っている、という設定のおかげで、語り手が時代の違いを説明するのが不自然にならないのも上手い手法。 解説にも書かれていたが、怪談仕立ての話が多いのも著者の趣味だろうか。 捕物帖がジャンル化するのも納得の面白さだった。2022/03/04

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