総合スーパーの興亡―ダイエー、ヨーカ堂、ジャスコの戦略

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総合スーパーの興亡―ダイエー、ヨーカ堂、ジャスコの戦略

  • 著者名:三品和広【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 東洋経済新報社(2022/01発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492556894

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内容説明

小売り企業は、どう動くのか
明暗を分ける決定因は何か

ダイエー、イトーヨーカ堂、ジャスコ。業界大手3社の明暗はどこで分かれたのか? その決定要因は何だったのか? 

企業の企画部による入念な解析が、現状の改善・改良をもたらし、その蓄積が業績の向上につながると考える戦略のミクロ解釈。経営者に宿る事業観が企業の「立地」や「構え」の選択に現れ、それが業績のトレンドを決めるという戦略のマクロ解釈。

本書では戦略のマクロ解釈の立ち位置が有効であることを明らかにする。この立場に立つとするならば、企業の明るい未来のためには、透徹した事業観を培った人物に経営を任せることが肝要である。神戸大学三品ゼミが徹底分析した経営戦略の要諦。

目次

まえがき
第1部 店長
第1章 やっぱり店長さんでしょ!
第2章 店舗調査実況中継
第3章 あれ?
第2部 本社企画
第4章 出店政策
第5章 経営管理
第6章 組織体制
第7章 単独決算から連結決算へ
第3部 経営者
第8章 ダイエー 中内さん
第9章 ジャスコ 岡田卓也さん
第10章 イトーヨーカ堂 伊藤雅俊さん・鈴木敏文さん
結論 ダイエーはなぜ潰れてしまったのか?
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ito

47
本書は2つの視点で楽しめた。先ず、総合スーパー3社の戦略ケースとして、2つ目はこのケースが神戸大学の学生のグループワークの成果であることだ。小売業のケースとして大変面白く読めたし、分析も本質をつかもうとする姿勢が見られて、小売業界を知らない私には参考になった。第3章について、経営者の事業観が育った環境にあるとする分析は若干急ぎ過ぎだと思う。しかし本書がゼミ生12人のリレー方式で書かれており、実地と分析を繰り返す作業を通して成長する姿を見ることができたのは、大変頼もしく感じた。2013/10/08

てつてつ

2
時間かかりましたが、読破です。日本メジャースーパーを比べられてまた、今後の展望が書かれていて面白かった。」卒論って自分は経験ないけどこんなかんじなんでしょうかねぇ^^2014/10/22

あつもり

2
店長次第で店の業績が左右されるかの検証が良かったです。店長ではなくて、ある事実が店の業績を大きく左右しており、その事実に基づくスーパーそれぞれの戦略があり…という流れに引き込まれました。2014/01/16

watershed

1
ダイエーが何故破綻したかの論拠が説得力がある。また、ヨーカ堂・ジャスコが成長を続けた理由だけでなく、今後どんな課題にぶち当たるのかという理解に役立つ。 オーケストラ・ジャズセッションとの対比でゆとり世代をヒップホップになぞらえる三品先生の温かい視点も良い。日本の長期停滞解消には意欲と能力ある40歳以下の層を生かせるかにかかってあることを確信させる本。2021/01/11

はんま

1
 神戸大学経営学部の三品教授のゼミ生による総合スーパー三社の経営戦略を比較・分析した本。地道な作業や、調査の為に全国各地に足を運ぶ熱意を見て、ここまでやるかと圧倒され、仮説を立てて論証する作業をチームで分業して擦りあわせる、1人1人の思考力、とチーム力に驚かされた。(余談だけどキャラ濃い人が多かった)  議論の道筋の立て方、表現手法は、三品教授の影響を存分に受けている。大学生でそれが出来るのはすごいと感じつつ、三品教授のクオリティーは(さすがに)出せない分、悪く言えば「真似事」に終始した印象。でもすごい。2016/02/04

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