戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

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戦略不全の因果―1013社の明暗はどこでわかれたのか

  • 著者名:三品和広【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 東洋経済新報社(2022/01発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492521687

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内容説明

持続的な利益成長を遂げる企業とそうでない企業は、どこが違うのか。「事業立地」という新たな概念を提示して、経営戦略の真髄を描く。ロングセラー『戦略不全の論理』に続く第2弾。

目次

序章 動機と展望
第I部 利益成長
第1章 経営戦略の評価尺度
第2章 母集団のふるいわけ
第3章 戦略不全企業の属性
第2部 事業立地
第4章 戦略の核心
第5章 成否と浮沈
第6章 転地の試練
第3部 経営体制
第7章 転地に成功した企業
第8章 立地に成功した企業
第9章 戦略不全を患う企業
終章訓戒と指針
巻末注
参照文献
巻末付録上場企業1013社の判定結果
用語一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

6
三品和広の「戦略不全シリーズ」の第二弾です。 1013社を対象として、それぞれ明暗がどこで分かれたのかを分析し、160社の戦略不全企業(暗)と122社の対照群企業(明)に分けています。 そして、それらに共通するところは何になるのかを分析しています。 対照群企業の中に、実家のある大垣市を本拠とするイビデンが選ばれていたので、ついつい引き込まれました。 その中で名前の出てきた矢橋浩吉氏は地元赤坂の素封家の矢橋家に養子として入ってこられた人なので、更に興味を持って読むことが出来ました。(笑)2019/12/10

ケンサン

1
②実質ベースの利益成長を40年維持することは困難/⑤利益成長基調が続きにくい→事業立地に寿命があるから/⑥企業が立地の寿命を超えて生き延びる→転地を遂げるしかない/④転地を含めて事業立地を定める営為→経営戦略の真髄/⑦企業の命運は戦略のできる経営者に恵まれるか否か/⑨日本企業の停滞→創業経営者の引退から/⑦後継指名は失敗することが意外に多い/⑨日本の課題は世襲より専門経営者●経営職適格人財は仕事でしか磨かれない。仕事≠管理。見極めるタイミングは30代の前半。ストックOPやCGの時代でない!2023/06/02

Ami M

1
三品さんといえば、 --------------------------------------------- 経営者とは「戦略をつくる人」である すなわち、戦略>組織(人・経営)   --------------------------------------------- という意見の方。 経営戦略を語るミンツバーグとは、ほぼ真逆の定説を打ち立てている人でもあります。 これが、正しい意見、間違った意見というのは別として 「経営者と経営戦略とは?」というのを考えるのに、 いろんなデータが詰め込まれ2011/07/28

Akitoshi Maekawa

0
最後の一章だけでもいいかも。 ただVUCA時代、ITでも同じなのか?はやっぱり気になる2017/10/22

おたきたお

0
「因果」では3つの変数(1)「最高利益更新率」(持続力)(2)「利益水準倍率」(跳躍力)(3)「最低限利益率」(リスク判定)を40年のトレンドで評価し、戦略不全企業と対照群を位置づけ比較している。また、企業戦略の最上位目標が「生涯利益の最適化」であるという前提を採用している。すると対照群の企業は、創業社長が健在であるか、主業の変更の決断をした企業が含まれていた(キヤノン、住友林業、任天堂など)。主業の変更は経営者の「経営能力」が必要だが、社内の実務経験では向上しないため抜擢等が必要と結論づけている。 2008/09/09

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