ジャンプジェイブックスDIGITAL<br> 愛じゃないならこれは何

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ジャンプジェイブックスDIGITAL
愛じゃないならこれは何

  • 著者名:斜線堂有紀【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 集英社(2021/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087900682

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内容説明

斜線堂有紀のはじめての恋愛小説集。/『きみの長靴でいいです』天才ファッションデザイナー・灰羽妃楽姫は、二八歳の誕生日プレゼントに、ガラスの靴を受け取った。送り主は、十年来の妃楽姫のビジネスパートナー、そして妃楽姫がいつか結婚すると信じている男、妻川。人生の頂点に到達しようとしている妃楽姫だったが、しかし次の瞬間彼女が聞いたのは、妃楽姫以外の女との、妻川の結婚報告だった。/『愛について語るときに我々の騙ること』「俺さ、ずっと前から新太のことが好きだったんだ。だから、付き合ってくれない?」そういう男――園生が告白しているのは、私――鹿衣鳴花に対してだった。私たちの関係は、どこに向かおうとしているのか。男と男と女のあいだに、友情と恋愛以外の感情が芽生えることはあるのだろうか。/『健康で文化的な最低限度の恋愛』美空木絆菜は死にかけていた。会社の新入社員、アクティブな好青年、津籠の気を引きたかった絆菜は、彼の趣味――映画にもサッカーにも、生活を犠牲にして一生懸命頑張って話を合わせた。そして今、絆菜は孤独に山の中で死ぬかもしれない。どうしてこんなことに。/『ミニカーだって一生推してろ』二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、その日、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。侵入した男の部屋からどうして瑠璃が飛び降りたのか、話は四年前にさかのぼる――。/『ささやかだけど、役に立つけど』初めて高校の放送部の部室で鳴花と出会った時に、自分はいつか彼女と付き合うんじゃないかと、園生は思った。しかしそれから十年経って、彼女と自分の関係に、新太が加わった。二人よりも三人のほうが、ずっと安定している。自分たちは、このまま死ぬまで三人なのだろう――でも、それでいいのだろうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

252
5つのエピソードから成る“恋愛モノ”短編集。まぁそこは斜線堂さんですから、普通の“心ときめく”恋愛ではない訳で…帯の「この恋は、きっと地獄に続いてる。」というフレーズが、まさに言い得て妙だなぁ~と(笑) あの名作(怪作!?)『恋に至る病』同様、主人公達がどんどん泥沼にはまり込んでいく過程の描写が実に秀逸ですね!(←『恋に至る病』ほどダークではありませんので、ご安心を!?)そして斜線堂さんならではの巧みな“言い回し”の数々には、何度もハッとさせられました!“痛々しい純愛”とでも呼ぶべきビターな恋物語をぜひ。2022/01/09

さてさて

237
『愛されたかった。いや、愛されたいのだ。今もすごく』五つの個性ある短編が収録されたこの作品。そこには、はじめての”恋愛小説”にチャレンジされた斜線堂有紀さんが見るさまざまな『恋愛』のかたちが描かれていました。なるほど、こういう視点から切り込むのね!と感心するこの作品。『恋愛』現在進行形の人間の思いの強さに圧倒されもするこの作品。“今後も恋愛小説を書き続けたい、自身の主戦場であるミステリというジャンルとのかつてない融合も試みてみたい”と力強く語る斜線堂さんの”野望”がとても楽しみにもなる、そんな作品でした。2024/01/30

kou

169
こじらせた恋愛や愛情表現を描いた短編集。タイトルの通り「愛じゃないならこれは何」と問われたら、どの短編も「愛」としか答えられない内容だったと思う(汗)。2022/02/28

みっちゃん

163
まるで開き直って読者にぶん投げてくるようなタイトル。出てくる若者たちは名前もその内面も面倒くさい。痛い痛い。そんな複雑で考えすぎる人間が、ひとを好きになるとこうなっちゃうのか。どんどんもつれて、のっぴきならなくなってくる局面。もはや狂気との境界すら曖昧だ。こんな苦しい「愛」は私は御免被りたい。2022/02/20

nobby

153
『愛じゃないならこれは何』と問われて思わずつぶやくなら「いや、愛だろ!それ!!」あるいは「こっちが何か聞きたいわ!?」(笑)キュンと胸打たれズシンと痛くてガランと空虚に陥る…推しにカリスマ性に道化を演じた末に罪の意識に溺れる…しまいにゃ何だよ!“ポリアモリー”って!?僕にはとても理解出来ません!そんな訳で作家の本意なのかと想像する③⑤の2篇はほとんど理解出来ず傍観するのみ…②はいろいろ気持ち悪かった…やっぱり自分は①④での健気な恋心を身近に感じながら、徐々に「おいおい…止めとけば…」とツッコめるのがツボ♬2022/12/24

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