法とジャーナリズム〈第4版〉

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法とジャーナリズム〈第4版〉

  • 著者名:山田健太
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 勁草書房(2021/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784326403943

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内容説明

本書は2004年の初版以降、時代状況にあわせて言論法を体系的に概説してきた。表現の自由とジャーナリズムを主軸に、報道・取材の現場で直面する様々な問題を丁寧に読み解き、記者や制作者に役立つ実務的なハンドブックとしても機能。見開きで本文の右頁に関連資料を配置し、デジタル化法など最新資料を加え5年ぶりの全面改訂!

目次

序にかえて
凡 例
参考文献

第1部 総 論

1 民主主義社会と表現の自由
 I 表現の自由の意義と保障
 II 民主主義と言論
 III 表現の自由と国家観

2 検閲の禁止と表現規制類型
 I 表現の自由の歴史
 II 日本における表現の自由と検閲
 III 表現規制の類型

3 取材・報道の自由と報道定義
 I メディアの自由と権利
 II 取材源の秘匿
 III 報道定義と記者クラブ制度

4 プレスの公共性と特恵的待遇
 I 現代メディア状況と社会的役割
 II プレスの法的・社会的特権
 III メディアの公共性とメディア政策

5 開かれた政府の実現
 I 情報化社会における表現の自由
 II 情報公開法の特徴
 III 公文書の管理

6 個人情報の保護
 I 高度情報化と個人情報
 II 個人情報運用の新たな展開
 III 個人情報の集積と拡散

7 立法・司法情報へのアクセス
 I 司法情報へのアクセス
 II 裁判員裁判と取材・報道
 III 立法情報へのアクセス

8 情報流通・頒布の自由
 I 情報流通の自由の射程範囲
 II 著作物の流通システムの保護
 III 図書館・博物館の自由

9 放送の自由と放送政策
 I 放送事業の自由と規律
 II 放送番組の自由と規律
 III 公共放送と商業放送の並立
10 サイバースペースの表現の自由
 I インターネットをめぐる状況
 II 表現の自由の例外拡大
 III 自由と責任のバランス

第2部 各 論

11 国家安全保障と知る権利
 I 国家秘密の保護と表現の自由
 II 特定秘密保護法と政府監視

12 国家利益との衝突
 I 教育水準の確保と表現の自由
 II 被収容者・公務員の表現の自由

13 選挙と表現の自由
 I 選挙活動の自由
 II 選挙報道の自由

14 政治をめぐる表現の自由
 I 憲法改正と意見の表明
 II 政府・政党の表現行為

15 社会秩序の維持と大衆表現
 I 社会秩序の維持
 II 大衆表現の規制

16 平等社会の実現と差別表現
 I 差別的表現の実態と国際ルール
 II 差別表現規制の方法と課題

17 猥褻・性差別表現
 I 猥褻表現規制の歴史
 II 規制手段と限界と課題

18 子どもをめぐる表現規制
 I 子どもを理由とした表現規定
 II 報道の自由と救済措置のあり方

19 広告表現の自由
 I 広告の自由の射程範囲
 II 広告規制の態様

20 著作権と文化財の保護
 I 著作権の保護領域
 II デジタル時代の著作権

21 名誉毀損と批判の自由
 I 名誉毀損法制の基本構造
 II 免責要件

22 プライバシー侵害
 I 権利の成立と展開
 II 権利侵害の成立要件

23 報道被害の規制と救済
 I 名誉毀損・プライバシー侵害の救済手段
 II 事件報道免責規定と論評の自由

謝辞
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水海 瞬

0
ジャーナリズムと法の観点から、「表現の自由」に関する法律、課題を網羅的にまとめている。共謀罪、特定秘密保護法など、治安目的の規制から、猥褻・性差別表現、子どもをめぐる表現規制、プライバシー侵害、著作権や最近話題の広告表現の自由にまで多岐にわたる。全体を俯瞰するのに、とても良い。2022/08/12

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