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内容説明
タックスヘイブンの実態を追及したジャーナリストが、社会、経済、政治を世界的に支配し、大多数の犠牲の下にごく少数の人々だけを富ませてきた金融の闇について解き明かし、そこからの出口を提示する。富を搾取し、世界的に格差を生じさせた元凶はロンドンのシティだとして、歴史的経緯もひも解きつつ、その実態に迫る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
4
金融部門が肥大化すると国家経済に悪影響を与えるみたいな言説はちょくちょくあって、その実例を延々と上げていく感じ。著者が英国人らしく、シティの発展と旧植民地やタックスヘイブンの関係、地獄の民営化マーチについて詳しく書かれていて、同じ金融部門批判でも米国系書籍とは趣が違ってよき。ユーロダラーの解説、ケルトの虎についても詳しく書かれていて助かった。やはりアイルランドは貧窮化戦略だよね。難点は衒学的な文章で、それがなければページ数半分くらいになったのでは。2024/12/10
furu_sato_sf
3
NHKで放送されている「欲望の資本主義」ともつながるが、結局現在の資本主義は資本家のためのものであり、労働者と資本家が両方得をする仕組みなどありえない。コンサルタントのような資本家に寄り添うビジネスが拡大する限り、労働者への分配などは、言葉では出てきたとしても、現実的には達成されない。ではどうするべきなのか?悩んでも答えは出ないが。2022/06/02
M&T
1
綿密な取材と分析が説得力を持つ。ディープステート論、陰謀論が噂ではなく、実は黒幕は国際金融家たちだったと言うことか。ここに書いてある歴史・史実を辿ればタックスヘイブンを介して、裏社会と国家予算以上の資本がある国際金融家たちが手を組めば、信じがたい犯罪が陰で行われていることは真実かもしれないと思う。2024/01/05
ahwai55555
0
本書は英米の金融エリート(国際金融資本)による国内外への巧妙な金融搾取の現状を緻密な分析により明らかにしている。バブル崩壊後の失われた30年の中でわが国の暮らしが一向に良くならないのは、この間に国際金融資本による日本全体への搾取が巧妙に進んできた結果が大きいと感じる。日本の政治家は国際金融資本の手先として、民間活力導入や国家間競争の名のもとに、日本の国力を貶める政策を続けてきたのかも知れない。この腐った現状を正すための動きが、英国同様に、果たしてこの日本でも立ち上がることはあるのだろうか。2022/09/24
hironob
0
グローバルな「金融化」によって富が金融エリートに集約され、社会のリソースが生産から非生産へ移り、格差が広がり市位の人々や社会がそのツケを払ってる的な、反ネオリベ的な主張の本。 ウォール街視点で語られることが多いこの手の本だが、本書はロンドンのシティ視点で語られており、UKが大英帝国の凋落からグローバル金融へ舵を取ったことによる世界への影響が説明されていて面白い。 個人的にはPEファンドの章が、企業再生ってそんなに儲かるのかなと思っていたが、そういうカラクリがあったのねという感じでおもしろかった。2021/11/17
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