内容説明
雛口依子は、金髪の葵ちゃんからある依頼を受ける。葵の兄が犯人とされ、依子が被害者となった三年前の猟銃乱射事件のルポを共に書こうというのだ。依子と葵、理不尽な世間に押し潰されてきた二人は、取材のためかつて依子が住んでいた「三角屋根の家」を訪ね、「あの事件」の奈落に向き合うが……。暴力と不幸の果て、運命をぶっ壊す女二人の反撃と覚醒の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
99
キタこれ!ネットギャリーで読んで、単行本も読んだので文庫は買わないつもりだったんだけど、サイン本見つけたので思わず買ってしまった(笑)三度目の再読だけどやっぱり面白い!2021/11/27
ケイ
9
呉さん5作目。大枠のプロットはわかったけど、細かい人間関係が今一理解できなかったが、が、そんな事はどうでもいいくらい、ハチャメチャなエログロでバイオレンスにど肝をぬかれちまった。ほとんどの登場人物が、殺され、依子と葵ちゃんだけが生き残った。依子と葵の究極の友情物語である。にしても葵のへんな江戸弁が、素敵である。本の成功は間違いない「あたしの頭には文化人オヤジの吠え面がしっかり浮かんでまさぁ」って(笑)。呉さん全部読んでないけど、「爆弾」同様面白かった。救いがない内容だが、読者にカタルシスを与えてくれる。2025/02/10
ベック
8
こんな、おもろい小説をふさぼるように読んだの久しぶり。ちょっと複雑よ、これ。開巻早々、猟銃乱射事件の記事があって、読者は、物語がその頂点に向かっていくんだなと予測する。でも、そこから広がる世界は、こちらの予想を裏切って変格の家族小説なのかと思いきや、どんどん凄惨な方向へ向かっていって…。うーん、やられた!2022/10/24
nami1022
8
呉先生初読。タイトルがぶっ飛んでいれば内容もまた相当ぶっ飛んでます。一体何の話を読んでいるのか、話がどこに向かっているのか、なぜ自分はこんな話を読んでいるのか、迷子になりそうになりながらも、中盤以降はやたらと引き込まれます。内容は相当エグいのに、軽快でどこかユーモアの含みのある文章のお陰でテンポ良くスピード感があって、いつの間にか読み進めていた感じです。ただ、この世界観というか、雛口依子の人生の壮絶さには読んでいて辛くなりました。2022/06/12
しい太
7
呉勝浩のキャリアで言うとブーストがかかったのはこの作品より後の「スワン」あたりからなんだろうけど、これまで読んだ中ではこの作品が一番好きだなと感じた。全編気が滅入るような暴力三昧でそれはさすがにしんどいが、ひとりの女性の魂の自立とユーモアをぶち込む意地とミステリとしての娯楽性が高密度で詰め込まれてすごくいい歯応え。んで、兄とか時郎のエピソードはまだギリギリわかるとして、門村は何なんだ?胸糞レースの大穴みたいに突如出てきて……マジで何?2025/05/30
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