ここに物語が

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紙書籍版価格 ¥1,760
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ここに物語が

  • 著者名:梨木香歩【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2021/10発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784104299133

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内容説明

創る者も読む者も、人は人生のそのときどき、大小様々な物語に付き添われ、支えられしながら一生をまっとうする――どんな本をどんなふうに読んできたか。繰り返し出会い続け、何度もめぐりあう本は、自分を観察する記録でもある。思索と現実、日常にいつも共にある、本と物語をめぐるエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びわこっこ

88
続けて書評に関する本を読む事となった。梨木香歩さんとは、年齢が近いこと、琵琶湖の辺りに居を構えたこと、ネイチャーライティングが多い事などが共通しており、共感する事が多い。新聞や雑誌に掲載された、梨木さんの書評を振り返り、エッセイ風に、また、日記風に書かれ、筆者の弁によると、「本は、その時々の自分を観察する記録でもある」と物語を読み返しながら、日常を辿るエッセイとなっている。私も『二十歳の原点』高野悦子著に、同じ大学に通い、喫茶シアンクレールで哲学的気分を味わった、未熟な時代の記憶が蘇った。2021/11/25

keroppi

87
梨木香歩さんの本にまつわるエッセイ。語られる本は、見事に私は読んでいないものがほとんど。知らない物語の数々は、小さきものたちや弱きものたちへ向ける梨木さんの暖かで確かな眼差しに浮かび上がってくる。読みたい本が色々出てくる。ここに物語があるんだなぁ。「チェルノブイリの祈り」にコロナ禍の現状を照らし合わせ、今の時代とこれからを語る視点も梨木さんらしいなと思った。2021/12/03

しゃが

68
梨木さんらしい眼差しが感じられた。梨木さんの創る者・読む者として本に寄り添う生きかたを語るエッセイ集。語られる本が読んだことがあったら何となく喜び、全く知らなかった本には「読みたい」を刺激され、それもミーハー的でなく、私の心の奥に届くような…。梨木さんの「本」への深く真摯な思いが伝わった。いかに私の読書が浅く物としての読書であったかと思い知らされたが、今後も嗜好品としての読書はやめられない。2021/11/29

pohcho

58
新聞や雑誌に掲載された書評や物語にまつわるエッセイ。子どもの頃に読んだ本として「罪と罰」が挙げられていてびっくり、すごい小学生だったんだろうな。「百年の孤独」は大好きなのでこの解説を読みながらまた読み返したい。ハンセン病、わだつみの声は日本人の国民性と国の在り方について考えさせられた。チェルノブイリの祈り、そして現在のコロナ禍。変わりゆく世界で私たちはどう生きるべきなのか。単なる書評エッセイとは一味も二味も違う素晴らしい本。大変な時代だが、梨木さんのエッセイを読めるという幸福もあると思いつつ、読了。2021/12/07

よこたん

49
“作品は最終的には読書という作業で完成をみるものですが、この読書という作業の段階に至っては、もう書き手のすることはありません。作品と読み手の共同作業のようなもので、読み手の読むときのコンディションもまた、その読書に影響を与えます。” 確かに、今じゃなかった、と感じる時がある。本を読むということは、一体どういうことなのかと改めて考える機会を得る。梨木さんは、実に幅広いジャンルの本を手に取られているのだなあ。ついつい口当たりのよい、気楽に読めるものを手に取りがちな私に、そっと道標を示していただいた気がする。2021/12/28

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