#MeTooの政治学 コリア・フェミニズムの最前線

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#MeTooの政治学 コリア・フェミニズムの最前線

  • ISBN:9784272350490

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内容説明

ジェンダー暴力に対する闘いは止まらない

韓国において「革命的」といえるほど大きな盛り上がりを見せた#MeToo運動。その根底に流れる理論と実践を提示。韓国フェミニズムの現在に対する批判的な分析は、日本のフェミニズム・ジェンダー状況を対比的に浮き彫りにする。

【推薦】
伊藤詩織さん(ジャーナリスト)
菊地夏野さん(名古屋市立大学准教授)

※本書は、大月書店刊『#MeTooの政治学――コリア・フェミニズムの最前線』の電子書籍版です。

【著者】
鄭喜鎭
文筆家、人文学講師、書評家。フェミニズム視点での学習と執筆に関心を持っている。西江大学で宗教学と社会学を学び、梨花女子大学で女性学の修士・博士号を取得。

権金炫怜
フェミニズム研究活動家。1990年代にヤングフェミニストとして活動し、2000年代には韓国性暴力相談所の常勤活動家として勤務。現在、韓国芸術総合学校に客員教授として在職中。

椚砦昀
セクシュアリティおよびジェンダー研究者。セクシュアリティマガジン『BUDDY』を1988年に創刊し、6年間編集長を担当。2002年に韓国性的少数者人権センターを設立、2014年に雨後の虹財団を発足。

ルイン
「トランス/ジェンダー/クィア研究所」および韓国クィアアーカイブ「クィアラーク」で勉強中。パニック・ディフェンス、ジェンダー暴力などにつながる研究を通じて、ジェンダー/セクシュアリティと暴力に関する思考方法やトランスジェンダー・クィア認識論を模索し、その政治学で歴史と文化を書き直している。

金李イスル
神奈川朝鮮中高級学校を卒業後、青山学院大学法学部、法律事務所勤務を経て、現在は朝鮮語通訳・翻訳に従事。共訳書に『J.Y.Park エッセイ――何のために生きるのか?』(早川書房,2021年)。

目次

まえがき──日常の革命、#MeTooの政治学

あの男たちの「女性問題」――韓国の進歩的男性権力者の#MeToo運動に対する理解(権金炫怜)

女性に対する暴力と#MeToo運動(鄭喜鎭)

春香には性的自己決定権が必要だった(?砦昀)

ジェンダー概念とジェンダー暴力(ルイン)

MeToo運動とフェミニズムの「大衆化」――本書の解説に代えて(申琪榮)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クァベギ

1
問題を解決するための最善策は、司法体系の改善と、文化運動であるという指摘に納得。 また、(記載ページは忘れたものの)韓国で民主化を担った世代の進歩派についての私の中の印象がまたもや上書きされた(悪い方に、です)。昔は、ジェンダー問題は後回しというか、無視されていたのだ、ということを認識した。 2022/01/19

Go Extreme

1
日常の革命、#MeTooの政治学:  『被害と加害のフェミニズム』から『#MeTooの政治学』まで 男性文化と労働市場 ジェンダー暴力、性的権利  フェミニストの知識創造 あの男たちの「女性問題―― 韓国の進歩的男性権力者の#MeToo運動に対する理解 女性に対する暴力と#MeToo運動 春香には性的自己決定権が必要だった ジェンダー概念とジェンダー暴力: トランスジェンダー・クィアとジェンダー ジェンダー認識 トランス・フェミニズムに向かって MeToo運動とフェミニズムの「大衆化」2021/11/15

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