聖刻

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聖刻

  • 著者名:堂場瞬一【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2021/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065240557

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内容説明

堂場警察史上初、女性刑事の物語。

「彼女のように強く優しく生きてみたい。『柿谷晶』は私の胸に消えぬ爪痕を残した。君に首ったけだ」
――林家正蔵

加害者と被害者の狭間で苦悩する女性刑事を描いた、
ネット社会の歪みを射抜く傑作サスペンス!

大物司会者の息子が、元恋人を殺害したと出頭。捜査一課の女性刑事・柿谷晶は取り調べに臨む。だが、被疑者は犯行を自供する一方、動機については口を閉ざす。晶は被疑者の家族に接触するが、家族はネット上の誹謗中傷に悩まされていた。加害者の家族だからといって、責めることは許されるのか? 自らの苦い記憶が甦る中、家族に張り付き、事件の背景を探る晶。犯罪被害者支援課の村野らと協力しあい、留まることのない加害者家族への悪意と戦いながら捜査を続ける晶だったが、やがて事態は最悪の方向に向かう。贖うべき「咎」は誰のものなのか。
――振りかざされる「正義」は、単なる「悪意」の裏返しだ。

目次

第一部 不幸な始まり
第二部 悪意の拡大
第三部 蠢くもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

263
捜査一課の女性刑事柿谷晶が主人公。突っ走り、ぶち当たり、つんのめる、強烈なキャラ。ワイドショーの大物司会者の息子による殺人事件から、ネットリテラシー、犯罪者・被害者家族支援へと展開する困難な対応を迫られる。大友・村野・髙城ら堂場小説キャラも登場し、ファンも納得の面白さ。タイトルの意味が刻まれた最後の一行に鳥肌たちます。新たなシリーズの幕開けです。2021/10/24

いつでも母さん

182
堂場さんの新シリーズかと思ったでしょ?違うのです(いや、違うとは言えないか)支援課の新しいステージに加入する柿谷晶!新しいキャラ紹介作品と言ったところか。ネット上の誹謗中傷は小説の中だけじゃなく、現実にも問題多しで何とかならないのか?それで死を選ぶのは哀しすぎるよね。私はこの柿谷晶は本能的に苦手なタイプの気がしてる。ただ、今後村野たちと共に働く事で私の苦手意識を払拭させて欲しい(かなりの上から目線)実刑判決を受け出所後、行方不明の晶の兄がいつか何かに絡んでくるのかな?それもまた楽しみだ。2021/09/17

KAZOO

113
堂場さんの新シリーズが始まったようです。女性刑事で筋を通す感じでしっかりしすぎているようです。今回の事件はニュース番組のMCの息子が殺人を犯して番組を降りるものの、ネットの攻撃にさらされます。最近のSNSなどの状況をうまく描いていると感じました。主人公は加害者家族を守る側ということですが、息子の妹を死なせてしまいます。最後はうまく決着をつけてくれます。堂場さんのほかのシリーズに出てくる常連が出てきたりします。次回作ももう文庫で出ているようなのでさっそく読もうと思っています。2022/09/13

タイ子

109
捜査一課の柿谷晶刑事の元に女性殺人の容疑者・前尾弘大が出頭したとの連絡が。彼の父親は大物司会者。ネット社会の世はあっと言う間に加害者家族まで地獄に突き落としてしまう。晶は加害者家族のサポートをするよう上から指示が出る。どうして私に?何故?周囲も見て見ぬふり。先に「チェンジ」を既読の読者はすでに察する。ははぁ、ここに繋がるのか!と。容疑者の妹が自殺をしたことで晶の魂が燃え上がる。何故なら晶自身、ある事件で家族の過去に遺恨があるから。お馴染みの刑事も登場の中、晶の新しいチャレンジが始まろうとしている。楽しみ!2021/11/21

ゆみきーにゃ

100
面白くて一気読み。次の日辛い。。。全く赤の他人に勝手に妬まれ勝手に恨まれたらたまったもんじゃあない!!堂場さんの色んなシリーズの方々が出てくるサービスもあり最後までどんな展開になるのかワクワク。新シリーズが始まるね(^^)2021/09/16

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