大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント

  • 著者名:中村メイコ【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2021/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065248775

ファイル: /

内容説明

榎本健一がくれたキューピー人形や、高倉健と江利チエミの結婚式の写真、さらには東郷青児が描いてくれた似顔絵まで……。女優の中村メイコさんの家には、数々の「宝物」があった。

しかし79歳の時、決断した。大切なモノを捨てよう──。

過去にとらわれる気持ちを断ち切らないかぎり、人生の最後を軽やかに生きることはできない。まず宝物を手放したメイコさんは、洋服や食器も次々に捨てはじめ、最終的にトラック7台分のモノを手放した。

モノを捨てるのは、誰だって寂しい。思い出が詰まった宝物ならなおさらだ。「断捨離」が世間でどれだけ流行っていたとしても、気が進まない人も多いはずだ。

メイコさんがたどり着いた結論は、「モノにはお別れ時」があるというもの。悲しいけれど、どんなモノでも天国に持っていくことはできない。だから、「仕方ないわね」と受け入れて、さよならをする。

19年には骨折と入院を経験し、コロナ禍で女優業も思い通りにならない。そんななかでも明るく生きる喜劇役者が語る「生きるヒント」

目次

目次
第1部 ものを捨てたら、身軽な暮らしが待っていた
ヒント1未練をハサミで断ち切る「別れの儀式」をしよう
ヒント2捨てても消えない「形のない財産」
ヒント3終の棲家は、少し狭いくらいがちょうどいい
ヒント4トラック7台分の片付け大作戦
ヒント5「ときめき」ではなく「実用性」が捨てる基準です
ヒント6亡き母のような「あげ魔」になりました
ヒント7娘に託した「淡い恋の想い出」
ヒント8ひばりさんがくれた宝物は、棺桶に入れてください
第2部 頑張らない、我慢しない、気楽に日々を送るコツ
ヒント9転倒、骨折して気づいた「怪我の功名」
ヒント10「家事」を頑張りすぎてはいけません
ヒント11健康のことばかり考えていて楽しいですか?
ヒント12朝からお酒を飲んだっていいじゃない
ヒント13「年金だけ」でも、楽しく愉快に暮らせます
ヒント14「自分は無趣味だ」と悩んでいませんか?
ヒント15花をいけると暮らしが華やぐ
ヒント16八十歳を超えたら、パステルカラーを着こなそう
ヒント17ペットとの「別れ」を乗り越えて
ヒント18腰が曲がっても、物忘れをしても、ポジティブに
第3部 大切な家族とも、距離をとって生きる
ヒント19結婚50年、夫婦が辿り着いた程よい”距離感”
ヒント20目標は、夫を一日1回笑わせること
ヒント21介護が必要になっても守りたい、夫婦の「三十八度線」
ヒント22子どもたちは、いつの間にか立派に育っている
ヒント23「終活」ブームでも、あえて遺言書を書かないワケ
ヒント24厳しすぎてもいけない「正しい孫の叱り方」
ヒント25厄介な親戚づきあいにも終わりが来る
第4部 「老いの常識」にとらわれず、自由に死んでいく
ヒント26どんな葬式になるかは分かりません!
ヒント27たくさんの友達に囲まれるより、一人で過ごしたい
ヒント28黒柳徹子さんとの「不思議な友情」
ヒント29「在宅死」より「病院死」のほうがいい
ヒント30父と母の「見事な去り際」から学んだこと
ヒント31夫婦が別の墓に入ってもいい
ヒント32夫、妻、ふたりの最期に向かう日々
ヒント33もう少しだけ、人生という「喜劇」は続きます

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

65
今年87歳になられた中村メイコさんが、80年以上の芸能生活や結婚、子育てなどを振り返りつつ、去りゆく者の覚悟を潔く語っている。読み終えて最敬礼したくなる本。最大で7人家族だったのが今はお2人のコンパクトな暮らし。喜劇役者を生涯貫こうと、何事も面白くユーモアあふれる対処に励まされる。すてきな方だと思った。2021/11/04

クリママ

46
終活のためいろいろなものを処分していると、結局大事なものが残っている。そして、大事なものこそ子供達の負担になると気づく。で、表題に肩を叩かれるように読み始める。89と87歳の夫妻、人生の大先輩であり、芸能界で活躍し続けた人の言葉はなるほどと思うところも多かったが、例えば、病院で死ぬか自宅で死ぬかを語るとき、○○だから私は病院でと理由もつけて言われてしまうと、それは運と個人の好みの問題なのにと、その上から目線に反発を感じてしまう。残り少ない人生でも、生き方はいろいろあるということでいいんじゃないでしょうか。2022/01/16

吾亦紅

37
中村メイコさんの「笑って死ぬ」ための33のヒント。別れの時に、自分もまわりも笑顔でいられるにはどうしたらいいか。死ぬことは生きることだと改めて感じる。自分の親もこの頃は死ぬための準備を淡々と進めていて、それをどう受け止めていいかわからずにいたが、この本を読み、その思いをきちんと受け止めることが、これからの自分の生き方死に方に関わることだと感じている。「断捨離」ではなく「お別れどき」、「ときめくか」ではなく「実用的」であるか否か、という考え方には大いに納得。2021/12/18

ごへいもち

35
大事な宝物さえ捨てるのは私にはまだ無理。有名な画家の作品や古い映画の資料などは然るべきところで活用できたのでは?と思ったりするけれど。吉行淳之介という人は本当に人を惹きつけるひとだったんだなぁ。売れっ子過ぎて一日の睡眠時間が1時間程度だった時に自殺を図った話など。それ以外の家族の話など後半はあまり興味が持てなかった2021/09/10

KAKAPO

30
「ものがなくたって、思い出が消え去るわけではない、年齢に合わせて思い出をそぎ落としていかないと、人は前には進めない…そこでせめて、ものを増やさない、新しいものはできるだけ買わない…ものが減ると心も軽くなり、片付けがますますはかどる…先々を考えればどんどん不安になってしまう…残りの人生は長くない、辛いこと、嫌なことは、受け流し、うれしいことをオーバーに感じよう。難しいことは考えず、最後のその瞬間まで楽しく生きたい…だからこそ『こうあるべき』という考えを手放していこう。頑張りすぎず、ありのままを生きる。」2023/07/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18327064
  • ご注意事項