徳川幕府の資金繰り

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徳川幕府の資金繰り

  • 著者名:安藤優一郎【著】
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  • 彩図社(2021/07発売)
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  • ISBN:9784801305441

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内容説明

豊かな財政を誇った徳川幕府も、資金繰りには悩まされていた。

将軍の浪費、インフラ整備、相次ぐ災害、鉱山経営の停滞……。時代を経るにつれて歳入は頭打ちになるも、支出の増大の止まらない。将軍や歴代の財政当局は支出を減らし、あの手この手で歳入を増やそうと知恵を絞るも……。

財政難を背景に幕府が資金繰りに奔走した歴史を、五つの時代に分けて解明。財政からみた徳川幕府の歴史、そして江戸時代の真実に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

55
経理をしている職業柄、江戸時代の資金繰りや組織経営の話はとても面白かったです。著者は歴史家で文学博士の安藤優一郎氏。先日「江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ」を読んで面白かったので安藤先生の他の本をチョイスしました。江戸時代の幕府の資金繰りについて前期・中期・後期に分けてコスト構造や資金の流れを分析・解説した一冊。貨幣の鋳造と大名からの上納金が幕府の収入のメインで、コストを切り詰めるとしたら人件費と大奥関連という事で、江戸時代の経理も大変だったんだなとしみじみ感じました。2023/03/06

たまきら

39
現代につづく日本の問題も垣間見えてなかなか興味深かったです。徳川幕府を1~3代、4~6代…とかるくまとめて説明する形は効果的だな、と思ったが、よくご存知な人アルアルで時系列や説明が「それくらい常識だよね」となっているため人によってはこんがらがっちゃうんじゃないのかなあ。2023/03/28

as

6
大仏殿は綱吉が、無理やり再建してくれたお陰でレガシーになりましたが、新国立競技場にはレガシーは無理そうです。改鋳差益が歳入の25%と嘆きますが、180年後は赤字国債が歳入の50%です。目的税の別件使用は昔から。この本を読んでの感想は「徳川埋蔵金」などは絶対にない、です。2021/09/26

オルレアンの聖たぬき

3
たまにこういうサラッと読めるけど結構面白い江戸経済本に惹かれる。ただもう少し田沼意次のことについて掘り下げて欲しかった。2021/10/31

たかしゃん

2
徳川幕府は経済の基準が米であったため、不作の年は財源不足に陥り経済的に不安定。おまけに金山銀山の採掘高も落ち、加えて自然災害や大火も問題になりそう。復興の財源は大名に負担させるとは、うまいこと考えたものだ。荻原重秀の取り扱いが少ないのは何故2022/01/10

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