経営コンサルタントでワーキングマザーの私がガンにかかったら―仕事と人生にプラスになる闘病記

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経営コンサルタントでワーキングマザーの私がガンにかかったら―仕事と人生にプラスになる闘病記

  • 著者名:山添真喜子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2021/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492046944

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内容説明

40代の二児の母にして、
フル稼働中のプロジェクトマネージャーが白血病に。
コンサルスキルを活用して、闘病・入院生活を乗り切る!

つらい気持ちが和らぎ、
不必要なストレスから解放される、
悲惨すぎない〈サバイバル〉闘病エッセイ。

「急性白血病と診断されます」
まさに、「日常生活」の強制終了だった。
今まで通りの日常生活を続けることは、明らかに不可能。1~2カ月の入院だったら、なんとかしのいで計画通りに事を進めようとしていたかもしれない。白血病の場合、入院期間は、最低半年。1年以上入院している人もいる。そんな極端な状況だった。

だから、完全なる白紙撤回をすぐに受け入れた。

生活を継続するためのTo Doリストを捨てると、気持ちは軽くなる。

私の「白血病細胞撲滅プロジェクト」がスタートした。

目次

はじめに──発病前のノーマルな生活は時間どろぼうに操られていた
その1 コンサルだった私が自分に課した、3つのルール
人生に突如発生する「電源オフ」を乗り越える術
その2 闘病のモチベーション維持に直結する、病名公表
誰に、何を、どこまで伝えるか?
その3 病院でのプロジェクトチーム編成
最高のチームメイト、見つけました
その4 ゴールを見極めての食事法
入院中の、攻める食のススメ
その5 自分を守るために有効なツール
長期入院生活をサバイブするのに必要なスキル
その6 無限の時間を前提とした、プロジェクトの進め方
時間は絞り出すものではなく、じょうろの水のように注ぐもの
その7 白血病につきもののトラブルへの対応
髪が抜けたら、たわし頭のケアを大切に
その8 治療スペースは、機能性重視で!
大きな声ではいえませんが、無菌室推しの私です
その9 患者もプロジェクトメンバーだと気づくべし
寄り添ってほしいなら、物言う患者になりましょう
その10 患者向け参加型研修の必要性
患者向け研修があったら絶対に参加したのに、と思うわけ
その11 入院中の意思決定も、フレームワークを無意識に活用していた話
思いがけない二者択一問題に、どう答えたか?
その12 想定外シナリオへの対処法
白血病治療で手が麻痺する?
その13 先取りテレワーク? 病院と家をつなぐもの
入院中の遠隔子育て
その14 入院期間中、受験勉強をどう乗り切った?
母親が大病しても、奇跡は生まれない中学受験
その15 復活の誓いのきっかけは、カワセミだった
治療中に、鳥を好きになったわけ
その16 再会の場となった病室
病が復活させた休眠フレンズ
その17 自分と向き合う時間に必要だったもの
大部屋生活は、音楽で乗り切る!
その18 想定外のトラブル発生が退院後も続いた
自分の病気が、なんなのかわからなくなった話
その19 ProblemからIssueに、そしてMatterになった白血病治療
新たな生活、新たな出会い
おわりに──Makiko Version 2.0が、そろそろ始動します

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tai

20
軽い筆でとっても読み易い。なのですが、もう登るしかないどん底から、何としてでも日常の生活を取り戻そうと、あらゆるスキルと知識を総動員して愛する家族と普通に暮らす生活を取り戻す。だけど病の経験は価値観の大転換となり、曰くやりがいはあるものの時間に追われる生活(モモの時間泥棒を思い出されたとのこと)に気付きより良い人生を導き出していく、戦いと挑戦の記録だと感じました。患者としての研修があったら受けたい、患者の心得を伝える仕組みを作りたいとされる新たな展望も素敵です。2021/08/07

Ny

1
冷静に、そして率直に、経営コンサルタントの手法を駆使して乗り切った闘病記。 自分自身の病気の場合も、近しい人の闘病のときも、大いに参考になるであろう。医師である友人からのアドバイス「同じ病気の人の本やブログを読みすぎないように」。これは大変だったことが書かれていて、ストレスになるからだそうだ。あと、後半にこの本が出版に至った際の言葉、「実現したいことがあるとき、周りに自分のアイデアを伝えるべきだと強く思う。自分に見えていないネットワークにリーチできることがあるからだ。」そうだ。。娘さん達のお手紙も率直。2021/11/21

ちばりえこ

1
ありきたりだけど感動した。読み始めは「こんな本読んだことない」。書店にはフレームワークやマインドセットを扱った本が並ぶ。そういった本と闘病記をかけあわせた内容で、著者も書かれている通り悲壮感はなく、経営コンサルタントとしてどのように白血病の治療に取組み、治療を終え退院しその後の生活と向き合ったかが丁寧に書かれている。ただスキルを紹介する本とは違い、体験記なのでそれぞれがとても腑に落ちた。例えば、白血病患者のPDCA、誰に病気のことを伝えるかを示した図(縦軸が入院によるインパクト、横が精神的サポート)👉2021/10/31

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