福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

  • 著者名:福沢諭吉【著】/武田知弘【訳】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 彩図社(2021/06発売)
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  • ISBN:9784801305366

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内容説明

近代化に影響を与えた福沢諭吉は、「冒険の人」でもありました。若いころに故郷を飛び出して長崎、大坂などで学び、開国後は洋行使節に紛れ込んで、西洋の地を踏みました。

そんな福沢諭吉が明治維新直前に出版したのが、日本初の海外旅行ガイドブック『西洋旅案内』です。切符の買い方や旅程など実用的な情報はもちろん、政治制度や価値観の違いなど、あらゆる事柄がとらえられています。

この『西洋旅案内』の現代語訳を通じて、福沢諭吉ら幕末の武士が驚いた西洋文明の有様を本書で描きました。時代背景を理解しやすいよう、解説を交えているので、予備知識は必要ありません。本書を通じて19世紀欧米への船旅をお楽しみいただけると幸いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

57
K図書館新刊棚。日本史上初の欧米旅行ガイド本『西洋旅案内』は「元祖地球の歩き方」とも著者は説明(2頁)。1867年のことだった。諭吉先生が欧州旅行でスエズ運河はまだ未開通。トルコから欧州つなぐ鉄道も未開通(26頁)。つまり、アラビア半島アデンへ船。そこから鉄道でスエズへ。そこからまた船で欧州へ上陸したらしい。ウイスキー、ブランデーは日本人の焼酎のような安い酒(49頁)。酒好きは本書をご覧ください。書籍では調べられないものだけを現地で知る(154頁)。百聞は一見に如かず。2022/01/07

18
明治初期までに三回渡航した福沢諭吉の旅行記を現代語訳したもの。船賃が横浜からフランスまで4~7000万(船のデッキで過ごすような最下層で900万)すっごいね…。ビビる。ゆきち、自分が妾つくんないのは偉いけど、パナマの現地の女の人がたくさん子ども抱いてるだけで「この父親が一緒かは分かったものではない」はないわ~。そういうのはまず栄一くんとか伊藤博文の鳩尾抉ってからにして。2021/09/26

はやたろう

8
福沢諭吉が書いた西洋旅行の心得本。西航記と福翁自伝に書かれたものの翻訳本。内容の前に、彼が明治維新以前に3度も欧米に行っていたことに驚かされる。150年前の世界を見た江戸末期の日本人の目線が面白い!2021/08/09

rinsuke

6
福沢諭吉が1859年に自信最初の海外渡航を経て明治維新が起きる前まで三度わたる海外経験を旅行ガイド本として出版した西洋旅案内を現代語訳した。 福沢諭吉が初めて海外に行ってから150年しか経っていないというのも意外と驚くところだが、当時日本の感覚からしたら福沢諭吉はかなり好奇心旺盛で積極的に英語を学ぼうとするなどしていた。 当時の日本事情や欧米の力関係を知れる良い一冊である2021/09/03

pettyori1

5
福沢諭吉が書いた本の現代訳。当時の航路や旅費、異国文化などさまざまな事を書かれており、鎖国中に海外に渡る大変さが伝わってきました。現代なら宇宙旅行に行くような感覚かも? 読みやすくて面白いし勉強になりました。2023/02/18

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