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内容説明
世界中の豊富な事例をもとに解説する、デザインのベストセラー書の翻訳書
私たちはビジュアルデザインに取り囲まれています。広告、コンピュータのインターフェイス、本の表紙、ミュージックビデオなどにビジュアルデザインが使われていることは多くの人が知っているでしょう。ですが、美的な作品や明らかな情報伝達の領域だけでなく、たとえば鉄道の時刻表、銀行口座の明細書、下着のタグにまで、ビジュアルデザインは入り込んでいます。2センチ幅に収まるように織られた洗濯表示も誰かがデザインし、あらゆる条件や目的のもと適切な選択を経て完成されたグラフィックのプロジェクトなのです。
本書の目的は、私たちが住んでいる視覚世界を理解するための適切なツールを提供することです。まず、視覚性のあるものに批評的である必要性があります。そして特定の目的で作成されていることに気づく必要があります。「その目的は何ですか?」 「ターゲットは誰ですか?」「それが作られた社会的文脈はどれですか?」「どのテクノロジーが使用されていますか?」本書ではこういった気づきをうながし、デザインの本質を紐解いていきます。モノづくりに関わるすべての人必読の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
right27
2
本の著者の視点がの大まかな位置が分からないぐらいにはデザインには疎いが、技術とともに表現の技法が変化しているという話はおもしろかった。アルファベットのフォントへの感覚が著者と食い違いまくってたのは新たな発見。慣れなのかな? PPTを「自己充足的な情報デザインの最悪の例」ってこき下ろしてるところはちょっと笑った。2021/11/03
ノコタ
2
Helveticaを用いる理由が「利便性」や「認識のしやすさ」ではなく、「シンプルな書体というイメージを持っている」というのが驚きだった。その書体が持つ印象や背景・歴史などは、レイアウトのルールなどに縛られにくいのかと感じた。人々の興味を惹くためのデザインにばかり自分は注目していたかもしれない。伝えたいことは何なのか、それを再度考えていきたい。300近い資料のおかげで飽きずに読み進めることができた。とても面白かった。。。2021/07/24