角川書店単行本<br> 終活の準備はお済みですか?

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角川書店単行本
終活の準備はお済みですか?

  • 著者名:桂望実【著者】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • KADOKAWA(2021/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041111758

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内容説明

『県庁の星』の著者が贈る、超高齢化時代に必読の¨エンディング¨小説!

◆終わりに直面した人々の、それぞれの「終活」

1.鷹野亮子 五十五歳……独身・子無し・仕事一筋で生きてきたキャリアウーマンの「終活」
2.森本喜三夫 六十八歳……憧れの長兄が認知症になった後期高齢者三兄弟の三男の「終活」
3.神田 美紀 三十二歳……仕事と育児に母親の介護が重なり絶望するシングルマザーの「終活」
4.原優吾 三十三歳……突然のガン宣告で人生が一変した若き天才シェフの「終活」
5.三崎清 五十三歳……七十歳で貯金ゼロの未来予想図を突き付けられた終活相談員の「終活」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

211
『後悔せずに死ねますか?』何ともキャッチ―な帯だ。桂さんの新作は終活サロンの相談員・三崎清53歳と、そこに訪れる顧客4人の『終活』の話。というよりは人生の見直しに視点がある。どうしたって誰かを思うと後悔はある。自分の事は…こんなもんだよね。それが十分幸せに思う。後は野となれ山となれ、好きなように任せるから。笑って偲んで…な感じだが、そうは簡単には行かないのが現実だろう(汗)既読の桂作品『結婚させる家』の雰囲気とダブってしまったのがちょっと惜しい感じだった。2021/06/07

とろとろ

146
以前にエンディングノートとはどういうものかと市販品を購入したことがある。パラパラめくって見たのだけれど、面倒そうだと思って本棚に挿したままになっている。今回の話は、そのノートにどんなタイミングで、どんな事を書いていくのか、という事が主題なのかしらん?。どの話も何処で聞いたような読んだような事なんだが、まとめて次々と事例を示されると、そういう事になるんだろうなぁと納得したり涙したり…。ただ、ちょっと独りよがりと思うことも有り、最後にホスピスみたいな事になったときにどうするんだろうか、という疑問も残った。2021/09/24

kotetsupatapata

141
星★★★★☆ タイトルから高齢者が主人公の話かと思いきや、登場人物はまだ“死”がまだ身近とは言えない現役世代。 どちらかというと傲慢な感じの登場人物でしたが、主人公でもある清が不器用ながらも真摯に登場人物達に向き合い、時には立ち止まらせ、エンディングノートを記すとこによって、今までの人生を振り返り、更に今後己がどう生きたいかを思い描かせていく。 大きな幸福は望めないけど、自分の周囲を巻き込み小さな幸せをコツコツと積み重ねていきたい。 そんな事を考えさせられた1冊でした。2022/01/11

ゆみねこ

116
リストラで葬儀社に転職し終活相談員となった三崎清。4人のクライアントと関わる三崎の生真面目さ、単純に人生の終わりだけを考えるのではなく、今までの人生を振り返り、これからの生き方を見直すことが大切だと言うことに共感しました。2021/09/22

Makoto Yamamoto

115
2年くらい前に地元の社会福祉協議会が「エンディングノート・私の整理帳」という終活を考えるノートの説明を受け、その時遺言書を書いた記憶がある。 今回は満風ノートがそれにあたる。 これまでを振り返ることで、これからどうしたいかがわり、必要なサポートも紹介してくれる会社とその相談者の短編集。 何年か前に兄を連れて妹達と熊本、京都旅行をしたことと森本兄弟の話が繋がり、やっぱりだよなぁっと独り言。一番つらい話で涙が滲んでしまったのは、33歳のイタリアンレストラン・創設オーナーシェフの話。2021/09/06

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