日経文庫<br> シン・日本経済入門

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日経文庫
シン・日本経済入門

  • 著者名:藤井彰夫【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 日経BP(2021/04発売)
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  • ISBN:9784532114367

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内容説明

平成から令和に元号が改まり、新しい時代が始まったのは2019年(令和元年)5月1日。それから1年後の2020年(令和2年)5月の世界を誰が予想していたでしょうか。それは言うまでもなく、新型コロナウイルスの世界的な感染爆発です。
 1989年に始まった平成時代の30年間は日本経済にとって激動の30年間でしたが、令和時代も波乱の滑り出しとなりました。
 昭和時代の第2次世界大戦の敗戦から、戦後復興、高度成長期、2度にわたる石油危機を乗り越え、経済大国に躍進した日本。その頂点のバブル経済は、昭和から平成への時代の大きな変わり目でした。平成バブルは崩壊し、日本経済は「失われた20年」とも称される長いトンネルに入りました。平成の終わりにはようやくトンネルを抜けて、明るい日差しが注いできたのですが、令和を迎え様々な課題が浮かびあがってきています。
 本書は、令和時代を迎えた日本経済の過去、現在、そして未来をわかりやすく解説することをねらっています。
 これまでの日本経済の入門書は、第2次世界大戦後の日本の経済復興から始まることが多かったと思いますが、この本は平成の30年間の日本経済の歩みから始まります。平成バブルやその崩壊を実体験として知らない世代の読者を意識しているからです。
 平成の30年を振り返った後は、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)が生み出すデジタル革命(第2章)、地球温暖化とエネルギー問題(第3章)、急速に進む人口減少と少子・高齢化(第4章)、金融・財政政策の試練(第5章)、日本とグローバル経済(第6章)といった個別の課題を解説します。

目次

第1章 平成の30年と波乱の令和
  1 令和経済、波乱の幕開け
  2 激動の平成30年
  3 平成バブル崩壊と金融危機
  4 世界金融危機と東日本大震災
  5 アベノミクスの挑戦と試練

第2章 デジタル革命の衝撃
  1 第4次産業革命
  2 導入を競う
  3 所有や働き方が変わる
  4 行政のデジタル化

第3章 脱炭素革命とエネルギー
  1 カーボンゼロ・大競争時代に
  2 地球温暖化対策の歩み
  3 カギ握るエネルギー

第4章 人口減少と少子・高齢化
  1 進む少子・高齢化
  2 生産年齢人口減をどう切り抜けるか
  3 社会保障クライシス

第5章 金融政策・財政の試練
  1 ゼロ金利、デフレとの闘い
  2 黒田日銀の異次元緩和
  3 大借金時代

第6章 グローバル経済と日本
  1 中国台頭と米国の漂流
  2 重み増す日本の役割

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

60
何だか流行りに乗ったような書名だが、内容は至ってしっかりしている。前半は平成日本経済史。平成の初めに社会人になったので、バブルの崩壊から失われた20年、そして令和に至るまで、まさに自分の社会人生活のバックグラウンドを振り返るような思いで読んだ。後半は、現在、そしてこれからの日本経済の問題点の検証。デジタル革命、脱酸素とエネルギー問題、少子高齢化、金融、世界情勢、それぞれのニュースは、新聞等で読んでいて、分かっていたつもりだったが、流れで読むと改めて整理しやすい。まさに、日本経済入門。若い人に読んで欲しい。2021/09/09

gokuri

2
2000年以後の日本経済と世界の動きをコンパクトに解説。デジタル革命、エネルギー問題、少子高齢化、そして金融政策。著者は世界の日本化と、日銀のあらたな金融政策をかなり評価しており、世界の試金石的な役割を果たしていると論じている。全体的に非常にわかりやすいが、ページ数の関係か、中国経済に対する記述が少ないのが残念。2021/07/14

ふみりな

1
意外に平易に記載されており、良く読めた。2023/03/21

sho

0
平成以降の日本経済について、政治や外国、財政・金融政策等を交えながら解説しており、軽い気持ちで通読できる読み物のような形式だった。平成期から遡るとはいえ、発行された2021年4月頃のトピックも多いため、本書を違和感無く読める賞味期限は1年くらいだろうか。また、著者が経済政策寄りな記者経験だからか、「日本経済」とはいえ、平成以降の企業や大衆消費についてはほとんど触れられていないのが物足りなく感じた。2021/08/08

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