天夢人<br> 旅鉄BOOKS40名鉄電車ヒストリー

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天夢人
旅鉄BOOKS40名鉄電車ヒストリー

  • 著者名:小寺幹久
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 天夢人(2021/03発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635822695

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内容説明

名古屋鉄道は、中京圏最大の都市・名古屋を拠点にした大手私鉄で、「名鉄」の略称で知られています。名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併して1935年8月に発足しましたが、周辺の中小私鉄を合併して成立したため、当初は各社から承継したさまざまな車両が走っていました。
本書は、著者の小寺幹久氏が故人から継承した写真を中心に構成しています。写真の多くは、1950年代に名鉄の社員として勤務された人が撮影したもので、フィルムが貴重な時代に電車から貨車まで、あらゆる車両が記録されていました。ちょうど中小私鉄から継承した車両の多くが廃車になる直前で、初出の写真も多く、非常に貴重な資料といえます。
1950年代から2020年代にかけて、名鉄では鉄道線の電車をはじめ、軌道線の路面電車、気動車を電車化改造した車両、さらに機関車や貨車など多くの車両が在籍し、中京圏の人やモノの輸送を支えてきました。
古い写真を懐かしむだけでなく、車両の技術面、サービス面での変化、最新の9500系に至るまでの名鉄電車の変遷を感じ取っていただける1冊になっています。

車両カテゴリーごとに章分けし、1ページ1形式を基本構成として解説しています。各章内は、基本的に登場順に掲載し、歴史的な変遷が掴みやすい構成にしています。
最新の名鉄電車である9500系・9100系や、大手私鉄では珍しい最新式の電気機関車、EL120形も掲載。名鉄の鉄道車両を過去から現在まで俯瞰できます。

形状や装飾から“なまず”と呼ばれた850系と、“いもむし”と呼ばれた3400系の誌面です。徹底した流線形だった3400系の連結面は、当時、内部にいた人ならではの写真です。
見るからにクラシカルな、愛知電気鉄道から承継した電車です。9500系までの変遷は、写真を見ているだけでも非常に興味深いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーさん

9
中京の雄、名鉄の歴史。合併を繰り返して大きくなり、つい最近は、逆に不採算路線を相次いで廃止。観光や車両の個性だけでは経営が成り立たなくなって来ているのは間違い無いです。バラエティ豊かな車両が揃って居た一昔前を知る者にとっては、最近の個性の無さにガックリ来る事も多いです。ですが、地域の大事な足をこの先も守って行くという使命がある以上、「今までの歴史」よりは「これから先を見据えた経営」が求められるのでしょう。2022/03/03

えすてい

8
現役の名鉄車両から、引退した名鉄車両の「図鑑」だが、ページの大半は引退した車両である。SR車や気動車や600V線の全廃もだが、名鉄が名古屋電気鉄道と愛知電気鉄道を始まりとし、それに加えて愛知県や岐阜県美濃地方の電気鉄道を次々と合併した私鉄であるため、これらの膨大な形式が、特に支線のHL車や軌道線の車両を中心に、また、制御車への改造車がとにかく沢山ある。今までの名鉄車両本の多くが旅客車ばかりだったが、この本は電気機関車や貨車にも結構ページが割かれている。いかに名鉄が巨大なローカル線であったかを実感する。2021/03/15

kaz

2
馴染みが薄いのでパノラマカー以外に特段の印象はないが、私鉄トップクラスの路線距離をほこる会社。いろいろな歴史はあったであろう。沿線風景がもう少し入っていたら、素人にも楽しめただろうとは思う。図書館の内容紹介は『中京圏に本社を置く唯一の大手私鉄、名古屋鉄道(名鉄)。昭和30年代前半に撮影された写真など、著者が故人から引き継いだ貴重な写真を多数収録。戦後の名鉄発足後の電車から最新の9500系まで、名鉄電車の系譜を伝える』。 2021/04/14

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