日本経済新聞出版<br> 日本化におびえる世界 ポストコロナの経済の罠

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日本経済新聞出版
日本化におびえる世界 ポストコロナの経済の罠

  • 著者名:太田康夫【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 日経BP(2021/02発売)
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  • ISBN:9784532358778

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内容説明

新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)によって先進国は、財政赤字の削減と景気刺激策の実施という二律背反の経済政策が求められています。世界は、日本がこの数十年直面している危機的状況=日本化に直面しているのです。本書は、ヴォーゲル、エモット、バーナンキ、クルーグマンなどの識者たちによる、日本化の登場から現在までの40年におよぶ日本観の変遷を追い、ゾンビ化など海外の最新の議論を紹介し、ポストコロナ時代に向けて日本がとるべき対策を明らかにします。

目次

I コロナ後の世界経済 「日本化」蔓延

II 「日本化」の源流

III 「日本化」の深化

IV 世界が「日本化」するなかでの日本

V 脱「日本化」の道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

51
日本経済新聞編集委員の著者。わかりやすいが、読んでると暗くなるばかり。日本化=ゾンビ化だとか。デフレスパイラル、そうだよとうとう郵貯の定期利率は0.002%。ジョン•ダワーの日本観。喜び、自由、創造性、家庭生活、リーダーシップの欠如。当たっていて言い返せない。2021/03/25

きみたけ

49
著者は日本経済新聞社編集委員の太田康夫氏。パンデミックにより各国が財政赤字の削減と景気刺激策の実施という二律背反の経済政策が求められる中、日本がここ数十年直面している「日本化」に直面している。「日本化」に対する海外の日本観の変遷、さらに「アルゼンチン化」「ゾンビ化」など最新の議論と今後の対策について論じた一冊。 先進国の中で健闘している項目、評価の低い項目を改めて理解。10年単位で財政・金融・税制・教育などの社会全体をどう変えていくかの、長期的な変革意識と総合的な戦略を持った政治家が出てきて欲しいです。2022/03/12

yyrn

26
「日本化」とは誉め言葉ではなく、長期低迷から脱却できないお粗末な国という意味で使われていて、ああならないようにするにはどうすれば良いかと様々な研究レポートが各国から出されているとこの本で教えられたが、平均賃金がスペインや韓国にも抜かれた現在、返す言葉もない。また最近改めて世界から「日本化」が注目を集めているのはコロナのせいらしく、コロナで世界経済は一気に停滞し、それを打破するために各国はとんでもない規模で財政出動をして何とか経済の落ち込みを支えようとしているが、当然その予算は借金で賄われるので⇒2021/06/17

Go Extreme

3
コロナ後の世界経済・日本化蔓延:コロナの年に重くのしかかった日本化 ビルロワドガローの警告 日本化の源流:日本が輝いていた時代の日本化 日本異質論台頭 見抜かれた日本化の序章 日本化の深化:交錯から失望へ 反面教師としての日本の確定 アベノミクスの錯覚 日本化の定着 世界が日本化するなかでの日本:恐慌的にはならなかった 日本化を脱出するどころか状況が悪化 危機感の欠如 アルゼンチン化  脱日本化の道:欠かせない長期戦略 先人の日本観から学ぶ 価値観転換の模索2021/04/15

お抹茶

2
金融危機,デフレ,低金利の罠に陥った状況を「日本化」と呼び,世界一をうかがうような国が惨状に転落するとともにその危機を正しく認識できず無責任な対応で悪化させた政策当局の無能さに対する驚きと呆れの感情が込められている。国の行方を描く大きな構成力が決定的に欠けている。ドル建てGDPでは,日本は約15年で世界経済の中での重みが半分になった。デフレ対策の時限措置である大規模緩和という強力な薬を本当に厳しい局面が過ぎた後も打ち続け,財政規律や中央銀行への信頼性が低下した。2021/03/23

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