岩波少年文庫<br> 青い月の石

個数:1
紙書籍版価格
¥836
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

岩波少年文庫
青い月の石

  • 著者名:トンケ・ドラフト/西村由美
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 岩波書店(2021/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001142440

ファイル: /

内容説明

ヨーストはある暗い夜,家の外にあやしい黒い影を目にする.そして次の日,校庭の地面の下からぶきみな男が現れた.その名は地下世界の王,マホッヘルチェ! ヨーストは足あとを追っていくが…….それは月が青くなったときに始まった,少年と仲間のとくべつな冒険の物語.現実とおとぎ話が入り交じる,人気作家のファンタジー.

目次

第一部 マホッヘルチェ┴はじめに 青い月の魔法について┴1 月は二度と青くならない┴2 暗い日曜日┴3 「青い月」曜日┴4 わしの足あとをつけて来るのだ!┴5 長ひげ王の物語┴6 イアン王子┴7 時計は二度鳴らそう┴8 足あと,池,そして,さらに足あと┴9 魔法使いのオルムと馬と魔法の球┴10 ヨーストの冒険とヤンの任務┴第二部 地下世界の王┴1 ヨースト,地下世界へ入る┴2 ヒヤシンタ姫とイアン王子┴3 最初の任務┴4 二つ目の任務┴5 三つ目の任務┴6 思いがけない任務┴7 逃亡 地下世界をぬけだす┴8 逃亡 森と畑を行く┴9 逃亡 砂丘をぬけ,海岸へ┴10 警告┴第三部 ワスレナグサ わたしをわすれないで┴1 帰宅 ヨーストとヤン┴2 ヤンとフリーチェ┴3 国境への旅┴4 王子と姫┴5 帰り道,そして,ふたたび家で┴6 夢,考え,おしゃべり┴7 青い魔法┴8 夜の旅┴9 新月┴10 長ひげ王の都┴11 祝宴,ケーキ,そして,また祝宴┴終わりに 青い海┴訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

110
先日この訳者である西村由美さんのお話がラジオ深夜便であったので手に取りました。オランダの童話というのはあまり今までに読んだことがないような気がしましたが、結構楽しめました。設定がどこかで読んだことがあるという気がしましたがエンデ」の「はてしない物語」と似ていました。現在とある国の王子と悪の国の物語です。2020/02/11

ツキノ

24
2018年2月発行。少しずつ、仕事の休憩中も読んで読了。『王への手紙』シリーズが素晴らしかったオランダの国民的作家トンケ・ドラフトの作品。小学校向けの読書教材として発表されたシリーズというだけあって、短文でしかもわくわく、次はどうなる?と読み進めたくなるストーリー。最後、長ひげ王が地下世界の王の「その名は聞きたくないな」に、すべてのもとはと言えばあなたでしょ!と突っ込んだ。(E230)2021/09/18

くみ

21
【祝・岩波少年文庫創刊70周年(2020年)】現実(といっても時代設定は19世紀くらい)と幻想世界が入り混じった作品。副題「ヒヤシンタ姫の冒険」。姫の大事な持ち物を奪って「返してやるから見返りくれ」という王子に一目惚れ。父親の地下王マホッヘルッチェの出す難問をほぼ解決してあげる、ぼやぼやしてる王子を連れ出して逃げる、禁を破って姫を忘れた上にストーカー扱いする王子をじっと待つ。。更に彼の元に行くため知恵や金品を惜しまない。姫が王子を救うのだ!子供達のこととか色々あるのにヒヤシンタ姫でいっぱいです。2019/10/18

北風

16
青い月の石って、結局なんだったんだろう? 少年が大人の階段を登ると言うよりも、夢を取り戻し、それを分け与えて友情が深まっていく。正直、素人が書いたような感じだが、少年が王子と冒険をし、その少年の親友が少女と旅をし、少女が王女を見いだす、という次々と冒険が引き継がれていく様は、とても新鮮に思えた。青い石って、結局なんだったんだろう? 魔法がそこにあるという、その証。2019/09/07

帽子を編みます

11
読後感がすっきりしません。オランダの作家です。現代の子どもたち、地下世界の王マホッヘルチェとイアン王子の話、2つの世界が交差して繰り広げられる冒険なのですが、ヒヤシンタ姫がすべて解決、すべて負担のような気がしてすっきりしません。この一方的な献身には、イアン王子との恋だけでなく、父マホッヘルチェの支配からの逃走があるのでしょうか。みんなが自分の得意な部分で活躍して、最後の勝利だとすっきりするのにな…。2020/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12655538
  • ご注意事項