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内容説明
統治の全貌が明らかに。
世界最高峰、最新研究を踏まえた入門書、ついに邦訳!
国民懐柔のために東欧は生贄にされた。
第二次世界大戦の最中、金と資源の確保に追われたドイツ帝国は、植民地を徹底的に収奪し、捕虜の労働力利用も進める。
ドイツ本国で760万人の外国人労働者は差別的待遇を受け、共同体維持のガス抜きにもされた。
ヒトラーは領土を、国民をいかに支配したのか?
その統治の手法と欠陥を白日の下に晒す。
・ポーランドを蹂躙し、全土を軍需物資と食糧の生産場とした。
・数百万人のポーランド人をドイツ本国へ移送し、底辺労働者として工場や農場で使役した。
・巨額の国民貯蓄を秘密裏に活用したが、戦争末期には正規国家財源で歳出の10%しかまかなえなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
73
ナチスの歴史というか、如何にして成立するに至ったのか、またどのような影響を周辺に与えたのかを解説した一冊。成立に至ってのヴェルサイユ条約とか世界恐慌の影響はよく指摘されているが、この本の面白いのは第二帝政からの影響を詳しく論じているところ。あとワルキューレ作戦を始めとする抵抗運動のナチ排除後のその後が見えてこないというのは新しい視点を与えられた気分かな。あとナチスの経済は自転車操業で戦争による収奪を前提にしていたとはよく聞くが、それを裏付けるデータが多くそこも面白い。大変わかりやすい影響で一気読みでした。2021/04/04
こばまり
61
最新の知見に基づく入門書という企画で、限られた紙数ながら読み応えがある。東欧、ソ連の植民地計画等、これまでの漠然とした理解が更新される思い。巻末の読書案内がありがたい。2021/10/23
樋口佳之
35
全6回とかのドキュメンタリーを見たような感想。現在の研究水準で全体を知るという目的には合致するのだろうけど、最初の一冊だと教科書のようで、補強する参考書必須ではと感じました。2021/02/17
venturingbeyond
33
評判通りのリーダブルな入門書。コンパクトな分量ながら、「賛同に基づく独裁」の枠組みの中で、ナチズムとドイツ市民の共謀関係が的確に記述されており、20世紀初頭から第二次世界大戦の破滅的な結末までのドイツの歴史的経緯を概観することができた。訳者の小野寺先生のあとがきで、ナチズム研究史の現状も示されており、さらに知見を深めるための読書案内が巻末に掲載されているのもありがたい。まずは、入門書として挙げられている新書3冊から読み進めたいところ。2021/06/16
@sushi suzuki
17
比較的新しい言説に基づくナチ研究入門書。200頁程度で概説的に書かれており入門書としては最適で、ナチ研究の流れや今後読むべき文献にも触れられている。 内容的には真新しい点はないが、昨今のテーマとしては「民族共同体」という観点から記述される。ナチ党だけに焦点を当てず、ドイツ国民が党の政策や体制をどのように受け入れていったのか、これが入門する上での新しい切り口になると感じた。2022/02/12
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