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内容説明
ある晩、美しい羽をコウモリにかじられ、巨人(ニンゲン)の庭に落ちたフローリー。悲しみのなか、偶然目にした昼間の美しさに惹かれ、昼の妖精になろうと決意しますが…。弱くて強い、いじわるでやさしい。まっすぐな心で、世界を生き抜く妖精の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
児童書。生まれたての妖精フローリーはコウモリに襲われ、羽を失ってしまった。庭に落ちたフローリーは「昼の妖精」として生きていくと決意する。いつも腹ペコなリス、スカッグと友だちになり、庭中を駆け回ったが空を飛びたいという憧れを捨てきれない。ハチドリに乗せてもらいたいと思って、ハチドリに話しかけるけれど相手にしてもらえなかった。ある日、ハチドリが蜘蛛の巣に引っかかってしまった。ハチドリを助けるために、フローリーは奮闘する。▽ハピエン2021/01/20
ゆのん
59
【児童書】夜の妖精のフローリーが生まれてからの冒険のお話。とても小さい体ではあるけど、勇気があり賢い。ひとりぼっちでも美しい風景を見たり、花びらでドレスを作ったり、自分の何倍も体の大きい敵とも戦う。冒険の中で出会った友達も出来る。とても前向きで優しさに満ち溢れた物語。2662020/11/29
anne@灯れ松明の火
28
さとう ゆうすけさんの表紙に惹かれて。シュリッツさん初読み。妖精の世界の設定がユニークで、引き込まれた。フローリーも、負けん気が強くて、生きるために、必死な姿がたくましくていい。繊細な絵の雰囲気とは少し違う性格なのも面白い。小さな妖精にとっては、小動物も恐ろしい敵。一つ間違えば死ぬかもしれない冒険をする姿に、ワクワク。初めは何もなかった家に、手づくりの品々が増えて、最後の挿絵ではとても豊かなものになっているのが素敵だった。訳は日当陽子さん。#NetGalleyJP2020/11/25
りらこ
22
つばさが自慢の夜の妖精フローリー。でもある日..... この作品に出てくる動物たちは全て、個を確立していて、自分に対してのプライドがあり、それがそれぞれの種としての生き方に繋がっている。 そのなかで、しかも昼の妖精として魔法を少しずつ使えるようになっていくフローリー。 夜も良いけど昼も良い。その視点の展開がフローリーの成長に繋がり、彼女にとって大きな冒険へ立ち向かう力となっていく。 誰かが悪者になるわけでもなく、生きるために行動している自然の摂理が清々しい。 2020/10/21
mntmt
19
誇りを持つって、かっこいいなと思う。挿絵も綺麗。2020/11/17